2014年07月07日

それでもNHK受信料を払う理由

2週間ほど前からやっとこさ個人ツィッターを始めた。あとでいくつか持って来ようと思っているが、その前に表題の連投を挙げる。

昨日、NHK受信料不払いの呼びかけについて考えるところを書いて連投したところ、親切にも「それでもNHK受信料を払う理由」としてまとめてくださる方があった。今朝アップされて8時間あまりでビュアーが750超えた。みんながみんな賛同というわけではないだろうけれど、関心の高い問題なのだと思う。以下ツィートからコピペ(タイムスタンプは英国時間)。

<ここから>
NHK受信料不払いの呼びかけを多く見る。露骨な友達人事と偏向報道に怒るのは理解するが、むしろ政府は不払い増加を望んでいるのではないか。不払いは何もせずに支出を抑えられるので共感を呼びやすく、運動として最もラク。しかし、このまま不払いが増加すればNHKは経営が立ち行かなくなる。続
16:36 - 2014年7月5日

承前)HNKの経営状態が危機に陥れば、ナショナル電波媒体の維持のためとして法律を替え、国営化もありうるのではないか。安倍政権のスピーティな仕事ぶりを見るに遠い話ではないかもしれない。国営放送になれば、結局は税金という形で支払いをすることになる。あるいは私営化されるかもしれない。続
16:36 - 2014年7月5日

承前)公共放送を失う意味をよく考えた方がいい。英国公共放送BBCは視聴料で成り立っている(国際放送のみ税金)。視聴料支払いは義務、払わなければ罰金千ポンド、無視すれば裁判所に呼び出され、視聴料+罰金+法廷費用を求められる。それでも払わなければ収監(毎年数十人は刑務所に入る)。続
16:37 - 2014年7月5日

承前)BBCが政府や大企業の不正を暴いたり政治家を吊るし上げたり、議会チャンネルで下院の全議事をライブ放送するのは、BBCにとって視聴者が命運を握っているから。政府にできるのはBBCから要望の上がる視聴料値上げを抑えることぐらい。現政権は視聴料の5年間据え置きを実施している。続
16:38 - 2014年7月5日

承前)BBC視聴料は年額145.50ポンド。2万5千円超。NHK受信料の最高額枠より高い。BBCは全番組オンライン視聴可なので端末(スマートフォン含む)を持つ限り留学生にも支払い義務がある。視聴覚障害者も割引で払う。公共放送を持つ重要性が国民に浸透しているので維持されている。続
16:39 - 2014年7月5日

承前)一言で言えば「払うもの払ってガンガン言え」ってことです。これは楽じゃない。楽じゃないから運動として大きくなれないかもしれない。でも大本営発表じゃない公共放送を持ちたければそれしかない。福島について鋭い番組を連発しているドイツ公共放送も視聴料支払いは義務と聞いてます。以上。
16:40 - 2014年7月5日

<返信>
宮前ゆかり ‏@MiyamaeYukari 7月5日
おっしゃることよくわかります。NHKの報道「公共性」の質は30年前に比べるとかなり落ちたと理解しています。NHKには「市民による報道監視」体制が必要だと考えます。政府や大企業の権力を監視する取材能力はあるはず →NHK

<返信への返信>
Midori Fujisawa ‏@midoriSW19 7月5日
市民監視は絶対必要。それと同時にNHKの台所を市民ががっちり握らないといけないと思う。受信料支払い義務化しなかったのは政府の策謀かもと、思わず陰謀説を押し入れから引っ張り出すぐらい疑問。いまの日本でパシフィカラジオのテレビ版なんかできっこないし。

<返信>
宮前ゆかり ‏@MiyamaeYukari 7月5日
当初のNHKの名目は「民主的公共放送」で当時の米国のお題目を尊重してたから優秀なプロデューサーが登用されていた

宮前ゆかり ‏@MiyamaeYukari 7月5日
パシフィカは90年代に巧妙な工作で理事会が乗っ取られて大騒動になった。ものすごい勢いで抵抗したエイミー・グッドマンがいなかったら存続しなかっただろうと思うし、今でもかなりアブナイ状態。抵抗あるのみ。

<返信への返信>
Midori Fujisawa ‏@midoriSW19 7月5日
NHKはいま乗っ取り状態になりつつある。経営が危なくなれば心ある制作者から解雇あるいは自主退職という筋書きでしょう。そんなわけで、ささやかな抵抗を試みましたが(1時間かかった)、結局人は楽な方に流れる。受信料不払いは止まらないだろうと悲観的。

<返信>
宮前ゆかり ‏@MiyamaeYukari 7月5日
NHKの乗っ取りは少なくとも90年代から探知してた。米国軍部の視点を過大評価するフィクサー人材を置く取材の話が流れてきてたもん。アブナイってその当時から思ってたけど、まさか今のような展開になるとは夢にも想像できなかった

宮前ゆかり ‏@MiyamaeYukari 7月5日
わたしは米国型の非営利報道機構の模索に関わってきたし、NHKのような権威主義組織は苦手だったからつい不払い運動に賛同しがちだった。刺激されるご意見、感謝。

宮前ゆかり ‏@MiyamaeYukari 7月5日
NHKは世界でも有数の報道設備を持っているので、これを権力側が思い通りにできるようなシナリオに流されるのはヤバいと考え直した。優秀な人材がまだ中にいる。勇気を出してもらわないと。

<返信への返信>
Midori Fujisawa ‏@midoriSW19 7月5日
一つ言い忘れた。政府がNHKを欲しているだろうと考えるのは、通信設備が軍事に直結しているから。市民監視、傍受、その他もろもろ。じゃ。

<返信>
宮前ゆかり ‏@MiyamaeYukari 7月5日
スノウデン、プラス第二のNSA内部告発者が公開した資料には日本のことも掲載されているかもしれないんだよね。日本の報道機関、ちゃんと調査してほしいな 

以上です。

上記のまとめは http://togetter.com/li/689289
わたしのツィッターは https://twitter.com/midoriSW19
ラベル:BBC 公共放送
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2014年05月21日

[TUP速報976号]シーモア・ハーシュ、インタビュー:シリア化学兵器事件の背後関係

速報976号 シーモア・ハーシュ、インタビュー:シリア化学兵器事件の背後関係
投稿日 2014年5月21日

◎ シリア情勢に大きな影を落とす米国の影響

国連難民高等弁務官事務所の発表(2013年現在)では、すでに100万人以上がシリアを離れ難民となったとされるように、混乱の続くシリアの情勢は昨年、化学兵器の使用で多数の一般市民の犠牲者が出るにいたり、米国をはじめ多くの国々を含めた国際関係を緊張させました。

ピュリッツアー賞を受賞した調査報道記者のシーモア・ハーシュは先月、新しい論説「レッドライン・アンド・ラットライン」を発表し、シリア情勢に大きな影響を与えている力を読み解きました。アメリカの独立系メディア「デモクラシー・ナウ!」のエイミー・グッドマンがシーモア・ハーシュを番組でインタビューし、化学兵器使用とトルコの関係、武器の調達ルートと米政府との関わりなど、シリア情勢に関する彼の新しい論説について尋ねています。

(前書き、翻訳 キム・クンミ/TUP)

エイミー・グッドマン:
シリアが国連の監視下で化学兵器武器庫の廃棄作業を続けているなか、ピューリッツァー賞受賞のジャーナリスト、シーモア・ハーシュは新しい論説で、昨年シリアのグータ市で化学兵器攻撃により何百人ものシリア人が亡くなった事件に疑問を投げかけています。米国をはじめ、国際社会の多くの国々はアサド政権に忠実な軍を非難し、米国はもう少しでシリアを攻撃するところでした。しかしハーシュによると、オバマ大統領とジョン・ケリー国務長官がアメリカによるシリア攻撃を言い張る一方で、米軍と諜報コミュニティ内部のアナリストは化学兵器攻撃の黒幕は誰だったかについて、内々に米国政府の主張の根幹に関わる疑問を呈していました。

ハーシュによると、米国国防情報局(DIA)は6月19日にシリアの反政府グループ、アル=ヌスラがサリン生産部隊を維持していると述べた5ページにわたる極秘の「論点」ブリーフィングを発行しました。DIAは事件を「同時多発テロ事件以前のアル=カーイダの活動以来、最も先進的なサリン計画」と述べています。DIA文書を引用すると「トルコとサウジに本拠を置く化学ファシリテーターが、シリアでの大規模生産活動を見越して数10キロのまとまった量のサリンの前駆物質を手に入れようとした可能性が高い」。DIAブリーフィングが書かれる一カ月前に10人以上のアル=ヌスラのメンバーがトルコ南部で逮捕され、地元の警察がプレスに話したところによると、彼らは2キロのサリンを所持していたとのことです。

調査報道記者シーモア・ハーシュは今日、ワシントンD.C.から番組に参加します。彼の最新の記事の見出しは『レッドライン・アンド・ラットライン』。ロンドン・レビュー・オブ・ブックスに発表されたばかりです。

セイ (シーモア)・ハーシュ、デモクラシーナウにようこそ、またお会いできましたね。あなたが発見したことを教えてください。

シーモア・ハーシュ:
いまあなたが一部を説明してくれました。DIAのブリーフィング文書で一番重要なのは……。この番組にも出演しましたが、「ロンドン・レビュー」に数カ月前に『サリンは誰のものか』※1――まさにこれが記事のタイトルですが――、を問う記事を書いたのですが、それは、はっきりとはわからない。東グータで何が起こったのかを正確に知っているということではありません。はっきりとわかっていること、軍やペンタゴンやアナリストがわかっていること、という意味ですが、回収されたサリンはシリア政府の兵器庫に存在する種類のものではなかったということです。そのことは、大統領が戦争を起こそうと主張した根本的な要因の1つに深刻な問題を提起します。シェッド文書※2の本当のポイントは、そして何故わたしがこれについてたくさん書いたかといえば、記事を書いた数カ月前の時点で、ホワイトハウスはこの文書について知らないと言っていたし、アル=ヌスラや他の過激派グループ、またはジハード主義グループがサリンを保有しているという情報を持っていなかったと言っていたからです。。

※1 岩波書店の雑誌『世界』2014年5月号で、TUPの宮前ゆかりと荒井雅子による全訳を読むことができます。

※2 シェッドはブリーフィング文書を受け取った国防情報局(DIA)副長官

何が恐ろしいかといえば、軍の内部でも、私が知っているだけでも米国南方軍(SOUTHCOM)などが、この可能 性を懸念していました。ジハード主義グループの一部にとって戦況は不利になりつつあります。明らかに、アル=ヌスラだけでなく他のグループも、トルコの助けを借りて、サリンを製造する技術を持っています。そして恐ろしいのは戦況が悪化すると、このサリン――しかるべく使うと恐ろしいほどのたくさんの人をあっというまに死に至らしめることができるので、「戦略的兵器」と呼べるかもしれない――このサリンが、シリア国外の様々な部隊に送られることになる。言い替えれば、彼らが持っている化学物質が、どこだかわかりませんが、北アフリカ、中東や他の場所に送り出され、我々が直面している対テロ戦争が違った状況になってくるということです。それが現実です。

一方で、ホワイトハウスの立場はまたもや、今回の記事について、彼らが存在しないと主張する文書について、――私がその文書のかなりの部分を記事中に引用しているにも関わらず――私はその文書を読んだのは明らかなのですが――、それでも彼らは依然として「そんな文書は存在しない」と主張しています。この現実から目をそらすやり方は私が記事で書いたことと関係しています。大統領がいったん決定を下したら、変更すること、変更させることはほとんど不可能だと人々が言っていたことを記事に引用しました。シリアがやったと大統領がいえば、皆そう考えること、考え続けることが正当化されてしまい、他に選択肢はなくなる。大統領は現実から目をそらした外交政策を主張してきましたが、一方で、特にシリア政府が(化学兵器を)廃棄している現状で、我々はその化学兵器で深刻な問題を抱えることになる。シリア内部でこれらの兵器を持っているのはいかれた奴だけになる。そういうことになっているわけです。

グッドマン:
「ラット・ライン」とはなんですか?

ハーシュ:
「ラット・ライン」は非公式の呼び名なんです。CIAは…CIAには非常に有能が人が沢山いますよ。私はずいぶん叩いていますけれど、でも、みなさん認めざるを得ないと思いますが、そこには非常に明晰は人々がまだ残っているし、自分の仕事を理解してやっている。イランでの戦闘中、ブッシュとチェイニーはイラン国内に秘密裏の地下核施設があるかどうかを調べることにやっきになっていました。彼らは絶対的に信じていました。パキスタンなどから合同特殊作戦コマンドのおとり捜査チームを、CIAが知っていた密輸と送金ルートを通じて送った。CIAの「ラット・ライン」を使って入り込もうとしていた。

この場合の「ラット・ライン」は2012年初期のことですが、なぜだかわからないけど、たぶん、リビアでカッザーフィ(カダフィ)を追いだせたこと――それはそれで混乱が起こったですが――、勝利したと思っていたことに傲慢になっていて、米国はトルコを通じてシリアの反対勢力に武器を注ぎ込むために極秘作戦を展開しました。送り込んだ相手は世俗主義グループにも、アサド政権に対して正当な不満を持っていた人々にも、そしてシリアに本気でワッハーブ派やサラフィー主義の政府をつくろうと、シリアを乗っ取ろうとしサウジとカタールの資金援助をうけたグループにも。これはまったくの極秘作戦でした。長い時間がかかりました。ベンガジ(リビア)の領事館が制圧されて初めて終了しました。私が書いたように、米国議会にも内緒で行われていた。我々でさえもそれを知ったのは、最近の上院情報委員会からの、数カ月前に安全保障などを問題にして発表されたベンガジについて報告があったからです。共和党が常に話題にしている問題ですが、そこにはこの武器を注ぎ込む課程について説明した秘密の付属書がありました。それは実際にトルコから、サウジやカタールの資金を使って実行された。我々は彼らのカネを使って武器を購入し送り込んだ。CIAはこれに深く関わっていた。

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ラベル:アメリカ
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2014年05月14日

[TUP速報975号]ウォルデン・ベロー:人道介入がはらむ危機

速報975号 ウォルデン・ベロー:人道介入がはらむ危機
投稿日 2014年5月14日

◎地獄への道には善意が敷き詰められている

今年4月に20年忌を迎えたルワンダ大虐殺が一つの契機となって、「保護する責任」という理念が打ち出されました。一国の政府に集団虐殺などの重大な人道危機を食い止める力や意思がないときは、国際社会が責任をもって(すなわち武力を行使して)阻止するという、「人道的武力介入」の理念です。しかしこの理念には、外国の介入に口実を与える危険性などが指摘されてきました。特に、前世紀に植民地支配のくびきから解放された南側諸国(先進国が多く集まる北半球に対して、グローバルサウスと呼ばれます)で深刻に懸念されています。以下は、「保護する責任」が初めて適用されたリビア爆撃に際して、グローバルサウスを代表する知識人の一人ウォルデン・ベローが、コソボ、アフガニスタン、イラクでの介入を振り返ってこの理念の問題を指摘し、人道介入がどのように行われるべきかを論じた記事です。3年近く前に発表された記事ですが、「人道的武力介入」を考えていく上で重要な点がまとめられています。(荒井雅子/TUP)

人道介入がはらむ危機

ウォルデン・ベロー
2011年8月9日

リビアとシリアでの出来事によって、武力による人道介入、すなわち「保護する責任」の問題が再び注目を集めている。

国民にとって疫病神である腐敗した独裁政権の打倒をめざす、武器を持たないデモ参加者に思いを馳せない者はないだろう。チュニジアとエジプトでは、市民が立ち上がって自分たちの手で独裁者を追放した。タハリール広場では、武装したムバラク政権支持者が人びとを攻撃し、銃撃さえしたが、軍が独裁者側につかないことを決め、大規模な弾圧は回避された。

その後は、それほど簡単にはいかなかった。リビアの暴君ムアンマル・アル=カッザーフィー(カダフィ)は、デモに参加した市民を厳しく弾圧し、その結果、米国と北大西洋条約機構(NATO)に、空爆と反政府勢力への武器提供による軍事介入の機会を提供することになった。また現在シリアで、反政府勢力が蜂起した諸都市に対してアサド独裁政権が大規模な弾圧を行っているため、介入を求める声が欧米諸国で高まっている。

市民を自国政府から守ることを目的とした軍事介入を国家主権という原則より優先することは、はたして正当なのだろうか。そして正当だとすれば、どのような状況ならそうした展開が正当化されるのか、介入はどのように実行されるべきなのか。

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2014年04月23日

[掲示板]本日4月23日第6回口頭弁論/沖縄の傷みが理解できるようになった

テントひろばです。
明日は第6回口頭弁論です。
いよいよ山場です。
ご参集よろしくお願いします。

テント日誌 4月20日(日)
経産省前テントひろば953日目 商業用原発停止217日

昼に招かれざる客、夜に福島の悲鳴を聞く

日曜の午後、招かれざる客がいきなりどど〜っとやって来て、テントに貼ってあるものを剥がしたり、経産省のプレートをガンガン蹴飛ばしたり、責任者出て来おいと怒鳴りだした。

Mさんほか二人の男性が対応した。私は少し離れて黙って後ろを向いてじっと固まっていた。少ししてからEさんが自転車でやって来た。

「原発はいいと思わないけど、今すぐ止められないだろ〜、え〜?代替はとうすんだよぉ、答えろよ〜。

風力はよぉ、東北から関西までの海岸線を全部埋め尽くさなきゃ電力賄えないんだよぉ、電磁波とかの問題もあるだろがぁ。だいたいよぉ、国有地に勝手に建てんじゃねぇよ、許可取ってからやれよ。オレ達だってちゃんと許可取ってやってんだよぉ、…………」

警察が来たら、『また来よう』と言い残して引き上げた。(K.A)

夜、数人で食事をしていると、福島からYさんが来て話し込んだ。

● 仮設住宅で多くの自殺者が出ている。
● 土地を汚染されると農業も牧畜もできず、海を汚されると漁業もなりたたない。
● 私たちは棄民されている。
● のほほーんと贅沢に電気を使っている東京人に怒りを覚える。
● 東電に、経産省に、国会に、放射能汚染がれきを持ってこないと分からないか。
● イチエフ事故が2度、3度と起こらないと分からないか。
● このままではまた原発事故が起こってしまう。
● 沖縄の傷みが良く理解できるようになった。
と厳しい話が夜中まで続いた。

秘密保護法、武器輸出、原子力協定、集団的自衛、原発再稼働と、民の意向を全く無視して悪政に邁進する安倍政権が、最近の世論調査では未だに過半数の支持を得ている現実。何とか変えたい。(K.M)

4月23日(水)テント裁判第6回口頭弁論(14時〜15時)

13時東京地裁前抗議集会、4時第6回口頭弁論(103号法廷)、16時〜報告集会(参院会館講堂・村山智・人見やよい・河合弘之他)

5月7日(水)第8回東電本店合同抗議行動 18時30分〜東電前
呼びかけ団体/経産省テント前ひろば たんぽぽ舎 76団体協賛
ラベル:原発震災
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2014年04月10日

[TUP速報974号]ルワンダ集団虐殺から20年:学んだ教訓と未だ学ばれざる教訓と

投稿日 2014年4月10日

◎大量虐殺を未然に防ぐためには?
国連事務総長からのメッセージ


この4月7日は、1990年代前半のアフリカのルワンダ紛争末期のルワンダ集団虐殺が始まった20周年にあたります。わずか3カ月の間に、死者数だけでも、当時のルワンダ人口の2割に相当する80万人(50〜100万人)に登り、強姦他の犯罪は数知れず、という、第二次世界大戦後では最悪の犯罪の一つでした。外部の人から見ればおよそ見分けがつかないフツ族とツチ族との間の抗争と憎しみがエスカレートした結果と言われます。

戦争遂行の標準的手法の一つに「非人間化(dehumanisation)」があります[†]。普通の精神状態ではとてもできないことが行われるために必要な手段として古今東西広く使われています。不合理で非道徳的な差別を煽るのは、その第一段階でしょう。そういう意味で、最近の日本の排外的風潮、なかでも在日特権を許さない市民の会(在特会)の蛮行には、私は戦慄を禁じ得ません。実際、ルワンダの大虐殺はひとごとではありません。日本でも、関東大震災の際、同じ地に住む隣人(で見た目も同じ)数多くの朝鮮人を虐殺した歴史があります。第二次世界大戦中には、大東亜共栄圏の旗印のもと、(通説)二千万人のアジア人同胞を殺しました。戦争や非常事態の狂気が何を引き起こし得るか、日本人こそ、よく知っているはずですね。

以下、ルワンダ集団虐殺20周年に際して出された国連事務総長からのメッセージを邦訳してお届けします。特に最後の段落は、私たち皆を考えさせる問いかけを含んでいます。
(翻訳・前書: 坂野正明/TUP)

[注†]兵士の非人間化については、イラクからの帰還米兵の証言集『冬の兵士』(TUP有志訳、岩波書店)にてよくあらわれています。TUP速報でも、かつて彼らのインタビューを15回シリーズ速報しました。
http://www.tup-bulletin.org/?post_type=taginfos&p=1436
ご参考までに。

凡例: (原注)[訳注]


ルワンダ集団虐殺から20年:
学んだ教訓と未だ学ばれざる教訓と


国連事務総長 潘基文
2014年4月5日発表

今、中央アフリカ共和国では、政府も地方自治体も、国を平和に導くための道筋を見つけるのに苦闘しています。

月曜日、私は、キガリ[ルワンダの首都]で開かれる集団虐殺の20周年記念式典にてルワンダ国民と席を共にします。その集団虐殺の余韻は、不安定感の漂うアフリカ大湖沼地域一帯で、また国際社会が共有する良心において、今も感じられているものです。

どの事態においても、それ自体の力学というものがあります。毎日新たな犠牲者を出しているシリアの紛争でもそうです。でも、それぞれの事態において、複雑で人の生死に関わる難題が課されます。すなわち、無辜の市民が大量に虐殺されていながら政府が国民を守ることができない、あるいは守ろうとしない時、もしくは政府自体がその暴力の当事者の一員である時、国際社会には何ができるか。そして、そもそもそんな残虐行為が起きないよう予防するために、何ができるでしょうか。

ルワンダとスレブレニツァ[*1]の集団虐殺は、国際社会の失敗を象徴するできごとでした。ルワンダでの残虐行為の規模は振返ってみても衝撃です。死者数が平均一日10000人、それも連日、3カ月にわたり続き、その間、ラジオ放送は憎悪に満ちた言葉でルワンダ人にルワンダ人を殺すよう焚付け、煽り立てていました。

[注*1: ボスニア・ヘルツェゴビナ国内の地名。紛争中の1995年7月に大量虐殺事件が起こった。]

それ以来、国際社会はこれらの恐ろしい事件の教訓を生かした行動を大きく進めてきました。国際刑事裁判所の設立に端的に顕われるように、犯罪人は罰を免れるべからずという点で私たちは今や一致結束しています。ルワンダ国際戦犯法廷を含め、国連も援助する国際的刑事法廷の数々が責任の所在を追及していて、基本的な国際標準を将来犯す可能性がある者への目に見える抑止力となっています。ある画期的な判決では、元国家元首の一人が戦争犯罪で有罪とされました。

国際社会は、今では「保護責任」を承認しています。各国は、非道な犯罪について、それが国内問題であり国際社会が関知するところではないと主張することは、最早できません。集団虐殺を予防することに特化した機構を設立する国々や地域組織の数は増え続けています。国際連合と協力組織は、問題を抱える地域に人権監査チームを展開する機会が増えています。そうした「目と耳」が、渦中の政府、非政府組織、人々に、世界が注視していることを示しています。そして、そのような[大規模]犯罪は計画が必要ですから、私たちは、その鍵となる危険因子、たとえば制度の不備や人々の看過されている不満、に目標を定めて取組んでいます。

同時に、私たちは、はびこる性暴力被害を含め、市民を守るために従来以上にしっかりとした行動を取っています。断固とした平和維持活動方針により、コンゴ民主共和国東部で最も残虐だった民兵組織の一つを打ち負かしました。国際連合は南スーダンにて、死の脅威に怯える何万もの人々に避難の場を作る平和維持活動への門を開きました。20年前、そのような行動は考えられなかったでしょう。今日では、それこそが方針、私たちの「最前線に立つ」という新しい構想戦略が行動として顕われた一例であり、ルワンダの教訓によって実現したことです。これらの状況は今でも脆弱ではあります。とはいえ、方向性は明らかです、すなわち、従来より強固な保護であり逆ではありません。

しかしながら、この活動が後退に直面することも頻繁にありました。スリランカ内戦が2009年に終焉を迎えた時には何万もの死者が出ながら、国際連合は声を上げ行動することがついぞかないませんでした。3年間以上にわたり今に至るまで国際社会は、シリアの状況への対応をめぐって意見が割れ、必要とされる人道的援助費用のごく一部しか供出せず、その一方で軍事的解決に誤って信を置いた結果として当事者両側に武器を提供し、事態の火に油を注いできています。

世界は、これらの道徳上の死角を克服していく必要があります。[国連または世界]構成国は、それぞれ対立する国益があるかも知れませんし、新たな経済的あるいは軍事的貢献をするのに乗り気でないかも知れません。事態の複雑さや危険性の前に尻込みするかも知れませんし、他国での直近の危機についての議論が発展して、そのうち自国の事情に注意が集るおそれがあると懸念するかも知れません。しかし、そうした無関心と決断力の欠如との結果として何が起き得るかは明らかです。無辜の民の流血、社会の崩壊、そしてその後に首脳が発言することになる言葉が「繰り返さじ」、繰り返し繰り返し−−それ自体、失敗続きであることの証です。

過去10年間、中央アフリカ共和国は、その国難に世界の目を向けさせることに失敗しています。この1年間には、国の制度の崩壊、無法状態への転落の憂き目にあい、恐ろしい集団殺人が国中に恐怖を巻起こし、人々の集団避難が始まりました。人々は自分の政治的目的達成のための戦いで宗教を理由に掲げ、イスラム教徒とキリスト教徒とが永らく平和に共存してきた伝統が危機に瀕しています。

私は国際社会に対し、今すぐ人々の命を救い、警察組織を機能するよう再興し、人々がそれぞれ属していた場に帰還できるようにするための緊急軍事支援を訴えます。アフリカ連合とフランスとは部隊を展開しています。しかし、欧州連合[EU]による軍隊派遣計画は、未だに全く進んでいません。また、政治的処理、とりわけ和解を進めるためのもの、を開始することが同じくらい喫緊の課題です。これ以上に暴力が拡散すれば、戦火がさらに広範囲に広がる恐れがあります。

国がこれほど全面的に崩壊している時、解決は不可能な難題に見えるかも知れません。しかし、歴史はそうではないと証明しています。国際社会からの継続した支援に助けられ、シエラレオネも東ティモールも劇的な変化を遂げました。ルワンダは著しい発展を示していますし、他にも数々の国が筆舌に尽し難い暴力の嵐のあとに復興してきました。中央アフリカ共和国も同じ道を辿ることができるはずです。私は今まで通り同国政府を支持し、同国の人的資産、資源と伝統の力にふさわしい、安定と繁栄とを享受する国を築く道筋を描いていきます。

ルワンダでは、私は、集団虐殺追悼館を訪問し、犠牲者に弔意を捧げます。世界に試練を与えてきた他の悲劇、数十年前のアウシュビッツやカンボジアからもっと近年の他の悲劇の犠牲者まで、私が今まで弔問してきたのと同様です。国際社会は、残虐犯罪のことを気にかけると公言する一方で現実的にその予防に必要となる資源の提供や決意の発揮には尻込みする、ということは許されません。世界の首脳陣は、避けられることを避けるためにもっと行動し、私たちの目前で行われる残虐行為に対抗するべきです。世界の人々は、力なき人々、たとえばシリアや中央アフリカ共和国の民衆、の身になって想像してみて、全ての人々の人権と尊厳とが尊重される世界を築くために、今まで以上に自分にできることは何か、と自問するべきです。差迫った脅威に直面している人々に、あなた方は独りではないし見捨てられてもいないと、そして必要なライフラインを届けている最中ですと、示してみせましょう。


原文:
Title:“20 years after the genocide in Rwanda: Lessons learned and unlearned”
Author:BAN Ki-moon, UN Secretary-General
Date:Published on 05 Apr 2014
URI : http://reliefweb.int/report/rwanda/20-years-after-genocide-rwanda-lessons-learned-and-unlearned-op-ed-un-secretary

本速報は、TUPウェブサイト上の以下のURIに掲載されています。
http://www.tup-bulletin.org/?p=1611

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2014年04月09日

[TUP速報973号] 情報公開という非暴力抵抗運動の系譜

[非公開設定を解くのを忘れていたのでしばらくこのあたりに置いておきます。nfsw19]

投稿日 2014年1月16日

<情報公開という非暴力抵抗>

権力の圧制に対する非暴力抵抗手段の中でも特にインパクトの大きい行動のひと つに、情報公開がある。ここ数年チェルシー(旧名ブラッドリー)・マニング、ウィキリークス、アノニマス、エドワード・スノウデンなどが巻き起こした情報公開への働きかけにより、情報抑圧と市民監視という米国内の反民主的な仕組みがいかに世界的な軍事独裁政権機構を支持してきたかが明らかになりつつある。しかし、このような情報公開という抵抗手段は決して新しいものではない。

43年前、ベトナム戦争に反対していた市民を監視していたFBIの活動を実証する ために、数人の一般市民がフィラデルフィア郊外のFBIのオフィスに忍び込み、エ ドガー・フーバーの秘密監視プログラムCOINTELPROの実態を暴露する書類を盗んで報道機関に送った。この文書には、おとりエージェントが市民運動へ入り込んで個人情報を集めたり、霍乱情報を流して市民グループを分裂させたり、扇動を行なって市民運動を暴力的な方向に導いたりする隠密作戦の内容が明らかにされていた。民主制の基盤を揺るがす市民へのスパイ活動を暴露するこの情報は大きな反響を呼び、自国市民の監視を禁止するFISA法(外国情報監視法)の立法に結びついた。さらに、ベトナム戦争に関する軍部の情報操作に対する市民の関心と反戦の世論を高めることになった。

2014年1月8日、43年間の沈黙を破り、この情報公開を行なった市民が名乗りをあげた。彼らの動機についてはエイミー・グッドマンが詳細なインタビュー (http://www.democracynow.org/2014/1/8/it_was_time_to_do_more )を行なっている。

市民による絶え間ない抵抗運動の系譜と動機を伝える文脈を提供したいと思い、 岩波書店月刊『世界』一月号掲載の拙稿「真実を知らしめることは犯罪ではない」をTUP速報としてお届けします。

前書き・執筆:宮前ゆかり/TUP


真実を知らしめることは犯罪ではない
<内部告発者を守る人々:ジャーナリストの義務と責任>


「……報道機関の仕事は、権力に対し真実を突きつけることです。
……内部告発者が現れたら、私たちは彼らのために戦わなければなりま
せん……内部告発者の口が封じられた場合には彼らの声となる必要があ
ります。内部告発者が追いつめられたときには彼らを守る盾となるべき
です。内部告発者が監禁された場合には彼らを解放しなければなりません。
真実を知らしめることは犯罪ではありません。これは我々のデータ、我々
の情報、我々の歴史です。それを自らの手にするために戦わなくてはな
りません。……」
――セーラ・ハリソン:ウィキリークス


<無数の人々の犠牲と献身>

ウィキリークスの法律部門リサーチャー、セーラ・ハリソン(32歳)は、
2013年6月23日以降、香港から南米へ向かうエドワード・スノウデン
(30歳)の安全を守るために逃避行に付き添ってきた。米国政府がスノウ
デンのパスポートを無効にしたためモスクワのシェレメチエヴォ空港で
1カ月以上足止めされていた間も、ロシアの弁護士や人権擁護グループ
の尽力を受け、エクアドル、ボリビア、スペイン、ドイツを含む世界
21カ国に対する亡命申請と交渉活動を行なった。スノウデンの一時亡命
ステータス実現を確認した後、11月6日、英国籍を持つハリソンは突然
ベルリンに現れた。内部告発者を守るジャーナリストの役割が危機に瀕
していることを訴え、自らもドイツへ亡命したことを明らかにした。

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2014年03月31日

[最近のさえずり]二本脚のボクサー犬(見てね)〜トニー・ベンのお葬式など

2014年3月19日(水)
クリミア半島を巡る報道合戦(RT対BBCワールド経由ABC)。さすが一党独裁はやることが早い。その点デモクラシーは手続きに時間がかかる、などと傍観していたのに、RT見るとプーチンの言うことが正しくも聞こえて困ったなあ。米露のプロパガンダマシン全開でつい夜更かししちまった。

ソフィア・コッポラ版『人魚姫』はアンデルセンの原作に忠実な「この上なく美しく残酷な」物語になるとのこと。ディズニー版が隠蔽した容赦ない結末付き。Sofia Coppola to direct Little Mermaid http://www.independent.co.uk/arts-entertainment/films/news/sofia-coppola-to-direct-little-mermaid-might-focus-on-storys-utter-bleakness-9201343.html

見たい芝居『The Act(法令)』。政治とセックスに翻弄される(?)ある男性公務員(ゲイ)の話。同性愛が違法だった60sのロンドン。ホワイトホール(官庁街!)の劇場にて上演中。The Act http://www.thestage.co.uk/reviews/review.php/39638/the-act … @TheStageさんから

こりゃ便利。欧州の領土変遷千年間を3分で見る動画(正確でない部分もあるみたいだけど)。群雄割拠と帝国主義。EUができたのも納得。1000 years of Europe's history in three minutes http://www.independent.co.uk/news/world/europe/crimea-just-a-blip-time-lapse-map-video-shows-1000-years-of-europes-history-in-three-minutes-9201414.html

「新宿の銭湯」という言葉が懐かしいです。若いころ花園神社裏手のボロアパートに住んでいたことがあり、最寄の銭湯は明治通り沿いにありました。最寄の飲み屋はゴールデン街で最寄の本屋は紀伊国屋。コンビニもデパ地下もなかったので買い出しと言えば三平ストアまで遠征。

いま思うと濃厚過ぎ。文字通りいろんなにおいがしてました。大通りにはそのころでもビルが建ち並んでましたが、西口公園から見る西新宿には高層ビルがまばらにしかなくて、そのうちここがビルの壁みたいになるんだと言われてもピンと来ませんでした。

2014年3月21日(金)
嘘かまことかわからんが、との但し書き付きの記事。俳優のリアム・ニーソンが十代の悪ガキに殺されそうになっていた野良犬を身を挺して救出。「リアム・ニーソンはそういうヤツだから」Liam Neeson 'saved a stray dog http://www.independent.co.uk/news/people/news/liam-neeson-saved-a-stray-dog-from-a-teen-gang-because-hes-liam-neeson-9207716.html

1983年以来の『モンティ・パイソン』の新作映画『なんでもあり(仮題)』、来週月曜にクランクイン。うはー。> What do we want from Monty Python? ‘Absolutely Anything’ http://bit.ly/1hNuyff

2014年3月22日(土)
3月16日付けのNYタイムスでフクシマの汚染除去労働者について報じている。時間できたら訳してツィートしよう思ってたけどずっと忙しいのでとりあえずナマのまま情報共有。詐欺まがいの広告で雇われた未熟練労働者が(書ききれん。誰か訳してちょ)http://nyti.ms/OHV6GJ

2014年3月24日(月)
「タイムアウト東京」にはこんな記事も載ってるんだと目からウロコと水滴が。> 明かりが消えた村–飯舘村の命の記録 - Time Out Tokyo (タイムアウト東京) http://www.timeout.jp/ja/tokyo/feature/8811

東京のアイリッシュパブのウェブサイトを見ていたら(どことは言いませんが)アイリッシュ海産ムール貝の料理があり、うわー、それはやめておけと思わず。アイリッシュ海の貝類と底生魚にはセラフィールド産のセシウムがたんまりでっせ。外食時に出てくれば食べますが自分では買いませんです。

イギリス列島の周囲は海流が遅いので水の浄化が進まず、50年代に起きたウィンズケール火災事故で垂れ流された放射性物質がいまだにぐるぐる回っているとか。15年ぐらい前に小出先生に注意されて以降スコッチサーモンも買っておらず、シャケは北大西洋かノルウェイかアイスランド産を買ってます。

2014年3月25日(火)
Any publicity is good publicity と言います。本は売れてなんぼ。批判/非難が多ければもっと話題になりもっと売れます。ほうっておけばいいのでは?

オスカー・ワイルドも言ってます。"There is only one thing worse than being talked about and that is NOT being talked about." 批判より悪いのは無視されることだぜ。

う〜ん、ドパルデュー、フランス最悪の輸出品だな。過去の名演技まで台無しだ〜。> Gérard Depardieu launches 'Proud to be Russian' line of watches http://gu.com/p/3nzck/tw @guardianさんから

日曜日、夜更かししていたらBBCで映画『LONDON RIVER』が始まり、最後まで見入ってしまった。7.7ボム後に連絡のつかなくなった娘と息子を捜す母親と父親の話。あの日、自分がロンドンにいたので余計胸に迫ったのだと思うけど、淡々とした語り口が当時のここをよく切り取っていた。

7.7ボム後のロンドンのリアクションはいま振り返ってもみごとだった。意地でもKEEP CALM AND CARRY ONを貫こうという意志が多くの人に共有されていて、ここで生きていこうという気持ちをより強くさせた。おかしな言い方かもしれないが死んだ人の多様さもロンドンらしかった。

35秒前のBBCのブレーキングニュース。コールドプレイのクリス・マーティンと俳優のグウィネス・パトロウが10年を超える結婚に終止符を打ち(という意味だと思うが)別居する/別居したそうだ。で、なんでこれがブレーキングニュースなのだ?

2014年3月26日(水)
また捨て置かれるアフガニスタン。貧困と麻薬と限りある援助のあいだで。長いけど読むべき報告(比較的平易な英語で書かれています)> Afghanistan abandoned without hope http://www.independent.co.uk/news/world/asia/afghanistan-abandoned-without-hope-as-international-aid-for-the-warravaged-nation-plunges-by-40-per-cent-9215256.html

オリガのベレゾフスキーの自殺はアブラモビッチとの裁判で負債が膨れ上がったのが原因だった。プーチンにも殺せなかった男も貧乏には弱かった。Berezovsky died skint and depressed http://shar.es/BpIMo @sharethisさんから

カンバーバッチ版『ハムレット』決定記念過去の舞台写真集(てか?カンバーバッチがどんだけ変なヤツか知らんだろうなあ日本のファンは)Benedict Cumberbatch on stage http://gu.com/p/3npk4/tw @guardianさんから

2014年3月27日(木)
Thank you for covering Mr Benn's funeral.I intended to be there but couldn't. I believed BBC would cover but they didn't.

行くつもりで準備してたのにクソメールに対応しないといけなくて朝からばたばたしてるうちにタイミング逃した。ほんとにクソだな。Tony Benn funeral: Tears and applause for Labour icon http://www.independent.co.uk/news/people/news/tony-benn-funeral-tears-and-applause-for-labour-icon-9218745.html

2014年3月28日(金)
Tweetがなぜ日本では「つぶやく」という訳になったんだろ。何かをぼそっと言うことじゃなくて、「ねえみんな、わたしの話を聞いてよ〜」とか「ねえねえ、この話知ってる〜?』とかだよねえ? いまさらですが、だれがtwitterを「つぶやき」ってことにしたの?という素朴な疑問。

2014年3月29日(土)
Top Gearクラークソンの毎度の差別発言、ついに司直の手が?やったれ!>BBC could face legal action over Jeremy Clarkson's 'racist remark' on Top Gear http://www.independent.co.uk/arts-entertainment/tv/news/bbc-could-face-legal-action-over-jeremy-clarksons-racist-remark-on-top-gear-9221926.html

すごい!細いフォントに替えると年240万ポンドの節約!14歳が米政府に提言>Teenager tells US government how to save £240m - just by changing their font http://www.independent.co.uk/news/world/americas/teenager-suvir-mirchandani-tells-us-government-how-to-save-240m--just-by-changing-their-font-9223374.html

2014年3月30日(日)
『ハンガー』はアイルランド共和国ではなく北アイルランド(英国)の歴史的事実を元にした映画化です。『ハンガー』は事実に沿っており『ダブリンの時計職人』は違う。どちらもいい映画と思うなら簡単に単純化しては納得しないほうがいい。

二本脚のボクサー犬、初めて海に行く。二本脚で走る走る早い早い(動画付)。> Two-legged boxer dog has time of his life on trip to the seaside http://www.independent.co.uk/news/world/americas/twolegged-boxer-dog-has-time-of-his-life-on-trip-to-the-seaside-9224404.html

2014年のウィスキー世界一はタスマニア!(スコットランドでも日本でもなくて)なんか素晴らしい気がする。> World’s best whisky 2014 revealed – and it’s not from Scotland http://www.independent.co.uk/life-style/food-and-drink/news/worlds-best-whisky-2014-revealed--and-its-not-from-scotland-9224547.html

日曜夜のお楽しみ、BBCのTop of the Popsアーカイブで1977年にタイムスリップ中。ジャクソンズ、クィーン、ボブ・マーレイって死人ばっかりじゃん。デビューしたばかりのジャム。ポール・ウェラー、かっこよすぎ(かれは現役)。

2014年3月31日(月)
いま7時半(夏時間)。BBCの深夜映画でデレク・ジャーマンの『ウォー・レクイエム』を見ていたのでまだちと眠い。今年は第一世界大戦(欧州戦争)勃発100周年なので特別企画がいろいろあり、その一環としての放送かも。ティルダ・スウィントンの歯の健康さにしびれる。

ラベル:映画
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2014年03月19日

[最近のさえずり]オーロラ、クリミア、フクシマ、トニー・ベン

2014年3月1日土曜日

一昨夜、ブリテン島のあちこちでオーロラが観察されたらしい。スコットランドや北アイルランドで見たって話はたまに聞くけどイングランドやウェールズで見たなんてのは初めて聞いた。緯度が低過ぎてうちでは見られなかったのでガーディアンのウェブサイトでうっとりを堪能。
The northern lights over the UK: our readers' images http://gu.com/p/3n7vv/tw

ウクライナで軍を展開したいとのプーチン大統領の要請がロシア上院で承認された。これによりクリミア半島周辺で「演習」中だった露軍が国境を越える可能性が高まった。内戦(も悪いが)じゃなくて領土拡大の帝国主義戦争ってこと?オリンピックの成功に泥を塗るがいいのかそれで、プーチンは。

2014年3月3日月曜日

息子(自称ヘテロ)のところに男友達(ゲイ)が来てのろけ話をしている。息子の女友達(レスビアン)の男友達は女の子が好きで、それだけなら普通だけど女として好きなんだそうだ。つまりその男の子に恋人(女子)ができるとその二人はレスビアンカップルになる。多様性、ここに極まれり。

『奴隷としての12年(邦題知らないので直訳です)』がアカデミー作品賞受賞。まだ見てないですが、息子の友達は「ぼろぼろ泣いちゃったよ〜」と言っている。アメリカもついにここまで来た〜。それにひきかえ日本は後ろに向かって‥‥。スティーブ・マックィーンがまた一つ歴史を変える仕事をした。

2014年3月8日土曜日

パラリンピックはオリンピックより面白いとロンドンオリンピックのときにも思ったけどソチも面白いぞ。片足のスキーヤーのダウンヒルにわけもなく目頭が熱くなり、視野10%以下のスキーヤーが無事滑走後にフェンスにぶつかるのを見て「ほんとに見えないんだ」と変なところに感心したり。

2014年3月9日日曜日

昨日今日ロンドンは初夏の気候(初夏と言ってもロンドンの初夏ですが)。日中は半袖で歩いている人がけっこういる(わたしもそう)。今年は冬がなかった。寒くなかったのはよかったが連日雨でまるで雨期のようだった。各地で大洪水が発生し、なかなか水が引かず、家財を失った人多数。

お向かいの前庭の桜。4、5日前に撮った写真なので曇り空で6分咲き。今日は快晴で満開になった。しかし英国の桜はすぐには散らない。雨風さえなければだらだら咲き続けるので「ぱっと咲いてぱっと散る」といった日本の桜のイメージとはだいぶ違う。

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2014年3月12日水曜日

いま仕事中。しばらく前にデザインミュージアムのポール・スミス展に行った。あんなのとかこんなのとか見てカフェでプロセッコ飲んでたら(プロセッコ付チケットだったから)本人が来たのでいっしょに写真撮った。見せないけど。展覧会は6月22日まで。http://bit.ly/1dOt1qc

隣家の裏庭の山桜(だと思う、花が白くて小さいので)が満開。もうかれこれ10日以上咲いている。初夏の陽気(ロンドン市内で最高気温19度を記録)は2日間で終わり、いまは標準的な春先の陽気です。あと3週間弱でサマータイムが始まる。

3月10日付ガーディアン紙を今朝撮影したのでアップ。フクシマの子どもの将来の健康に関する英国内の学者たちの見解。「心配し過ぎがもっとも危険」という意見を取り上げる一方で、結論部の学者の意見は見出しの通り。(続く)

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「ガンだけじゃなく、放射能との関連性が見つけにくい免疫系などの損傷で健康を害する人が多数あらわれるかもしれない」。締めは郡山の幼稚園長。「政府は3年間何もしませんでした。放射能の悪影響が明らかになると原発再稼働できなくなりますから」

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2014年3月14日金曜日

今年は冬がなかった。まるで雨期のようにずっと雨続きで台風のような暴風雨もあり、各地で大洪水になった。そんなこんなで花が早い。Forget-me-notがもう咲いてる(4〜5日前に撮影)。4月には群生して風景をぼうっと青くする。

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あああ死んじゃった。トニー・ベン。英国左派の良心。昔もらったはがき、家宝にします。飾っておいたら日に焼けて万年筆で書いた署名が消えちゃったけど。お葬式あるなら行きたい。> BBC News - Obituary: Tony Benn http://bbc.in/1nYrGjH

トニー・ベンは貴族の息子に生まれ、タイトル返上してcommoner(平民)になった筋金入りのレフト。 労働党内閣で環境相を勤め、核兵器と原発に反対。イラク戦争以降労働党を離れ、極左政党の旗揚げにも参加。心から尊敬しています。安らかに。http://www.channel4.com/news/tony-benn-bastion-of-the-left-dies-aged

RIP Tony Benn. He left a secret memorial to Emily Davison in one of parliament's broom cupboards pic.twitter.com/r3pmeASs2U

2014年3月15日土曜日

シリア紛争3年間のインタラクティブツール。死者数のグラフに言葉を失う。Syria conflict: three years on – interactive http://gu.com/p/3nb9c/tw @guardianさんから

起き抜けにSalamanderの先週分前半をBBC i-Playerで見た(シリーズ9話め)。あいかわらずインテンスで1時間でおなかいっぱい。毎週2話ずつ放映されているので10話めも見とかないと今夜の回につながらない。2012年のベルギーのドラマ。登場人物多いうえに展開が早い。

北欧中欧政財界を牛耳る秘密組織サラマンダーの存在をオールドスクールな刑事ジェラルディが暴くというのがドラマ『サラマンダー』の大枠。空間的にも時間的にも人も話も複雑に絡み合っているのでちょっと見逃すとわけわからん。ちょ〜面白い。http://bit.ly/1e3IRgK

2014年3月16日日曜日

トニー・ベン物差しで各新聞の立ち位置が明確に。昨日付高級紙4紙のうち一面掲載はガーディアンとインディペンデントのみ。テレグラフはさておきタイムスは写真ぐらい出すかと思ったらスルーだった。主要タブロイドではミラーだけ(売り切れだった)。

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本年初の芝刈り終了。例年より数週間早い。これから秋まで、芝の独裁を阻もうとする反体制勢力 Garden Insurgents(デイジー、タンポポその他の雑草)との熾烈な戦いが続く。

クリミア国民投票の二択。1)ロシアに帰属する、2)1992年のウクライナとクリミアの関係に戻る。投票箱は透明。BBCのジョン・シンプソンが確認できた2番選択は2票のみ。BBC News - As it happened http://bbc.in/NjexEm

2014年3月18日火曜日

読みたい本メモ。『九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響』加藤直樹著 ―― 1923年9月、ジェノサイドの街・東京を描き、 現代に残響する忌まわしい声に抗う路上から生まれた歴史ノンフィクション! (Amazon掲載の内容紹介より)

クリミア半島を巡る報道合戦(RT対BBCワールド経由ABC)。さすが一党独裁はやることが早い。その点デモクラシーは手続きに時間がかかる、などと傍観していたのに、RT見るとプーチンの言うことが正しくも聞こえて困ったなあ。米露のプロパガンダマシン全開でつい夜更かししちまった。




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2014年03月10日

屋内で遊ぶフクシマの子どもたちーーガーディアン紙の報道から

ガーディアンからのTweetで、腹をへらしたネコの動画見て泣き笑いしてる場合じゃなかったと反省。屋内でしか遊べない子どもたち(外気にあたれるのは日に30分以内に規制)の写真報道を読むと、外で遊べないなんてかわいそう〜の前に「なんでこの子たちはここにいるんだ」との基本的な疑問がわき起こる。もはや疎開なんてことも話題に上らなくなって久しい3回めのアニバーサリー。

The Fukushima children who have to play indoors – in pictures
http://www.theguardian.com/environment/gallery/2014/mar/10/fukushima-children-play-indoors-earthquake-tsunami-nuclear-in-pictures?CMP=twt_gu

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幼稚園の廊下で紙飛行機で遊ぶ男の子(郡山市)
Photograph: Toru Hanai/Reuters



ラベル:原発震災 子ども
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さくら。ねこ(泣ける動画、腹がよじれて)。

ここ2、3日ロンドンは初夏の陽気。3月に雪が降ることもあるので油断できないものの、イギリス人は「ここぞ!」とばかりに夏装束になっている(わたしも)。

お向かいのさくら。4、5日前に撮影したもので、曇り空を背景に6分咲き。昨日の快晴で満開になった。しかし、ロンドンのさくらは風雨がない限り「ぱっと咲いてぱっと散る」ようなことはなく、だらだらだらだらと咲き続け、葉っぱがでてきても咲いていることもある。こんなさくらじゃ「桜チャンネル」好きがいやがるだろうなあ。あとで裏庭から見える隣家の山桜も撮影して来よう。こっちも1週間ぐらい前からだらだら咲いている。

IMGP3928.JPG

一日一度は見たくなる動画なので(いちいち探すのがめんどうなので)ここに貼付けときます。こんなんばっかですみません。もうちょっとしたら、まともなブログに復帰します。ご容赦。

泣ける動画(腹がよじれて)


ラベル:動画
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