2014年03月10日

屋内で遊ぶフクシマの子どもたちーーガーディアン紙の報道から

ガーディアンからのTweetで、腹をへらしたネコの動画見て泣き笑いしてる場合じゃなかったと反省。屋内でしか遊べない子どもたち(外気にあたれるのは日に30分以内に規制)の写真報道を読むと、外で遊べないなんてかわいそう〜の前に「なんでこの子たちはここにいるんだ」との基本的な疑問がわき起こる。もはや疎開なんてことも話題に上らなくなって久しい3回めのアニバーサリー。

The Fukushima children who have to play indoors – in pictures
http://www.theguardian.com/environment/gallery/2014/mar/10/fukushima-children-play-indoors-earthquake-tsunami-nuclear-in-pictures?CMP=twt_gu

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幼稚園の廊下で紙飛行機で遊ぶ男の子(郡山市)
Photograph: Toru Hanai/Reuters



ラベル:子ども 原発震災
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2012年12月18日

右翼と極右と宗教右派で国防軍作って領土奪還って1912年の総選挙か?

さて、貼り付けとこう。

2012年12月16日 11:25GMT
機内で風邪をもらって鼻水ずるずるなので明るいうちから禁を破って寝た(昼寝ると時差ぼけがなおらない)。まるで市長選のような低投票率に「だろうなあ」と思いつつも、自民単独過半数の報で絶望感深まる。あまりにも忙しくて在外投票をパスした(投票までの手続きが異常に面倒)ので罪悪感。仕事があるけど今夜は寝る。

2012年12月16日 12:16GMT
大阪維新の会Osaka Restoration Associationと太陽の党Sunrise Partyの合併は英語にすると怖さ倍増。 で、選挙の結果、the most likelyに右派と極右と宗教右派が内閣と議会の3分の2を占めることになり、国防軍作って中韓露と領土争いって、いつの時代の話だ。

2012年12月17日 15:31
今日のうた3首。1)原発3基メルトダウンしても投票率50%の国民風土って究極のKeep calm and carry on。2)危機は頭で理解するものでなくもっぱら本能で察知するもの、ゆえに日本国民は世界一洗練された人類。3)1912年(百年前)は大正元年、いかれた元首と第一次世界大戦のはじまり。

以上mixiのつぶやき欄コピペ、タイムスタンプはGMTにつき9時間ずれてます。お間違いなく。

そんなわけで風邪ひいて寝ており選挙速報も見なかったんだけど、これは見逃して損したかも(唯一のエンタテイメントとして)。YAHOOニュースからの孫引きで貼り付けとく(そのうち読めなく/探しにくくなるかもしれないし)。

テレ東&池上彰の選挙特番、
容赦ないツッコミで異彩を放つ?

Business Journal 12月17日(月)17時10分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121217-00000308-bjournal-ent

 衆院総選挙が終わりました。自民党圧勝という選挙結果を受けての今後の政治情勢分析については、専門家のみなさんにお任せするとして、今回は、テレビ各社の「選挙速報番組」について書きたいと思います。

 各社のラインナップを見ると、NHKは、『衆院選2012開票速報』と題して、いつもどおりの淡々と速報を伝える硬派な番組演出。

 日本テレビ系は運悪く(?)、「FIFAクラブワールドカップ・決勝」と日程がかぶってしまったため、サッカーの試合時間中は、データ放送を使って当確情報を画面の隅に流すだけでお茶を濁し、試合終了後に『NNN総選挙特番 ZERO×選挙2012』を放送。アイドルグループ・嵐の櫻井翔くんが東京ドームのコンサート会場から駆けつけるなどの演出も入れて、巻き返しを図る作戦。

 テレビ朝日系『選挙ステーション』は、前半を『報道ステーション』の古舘伊知郎が担当し、後半は田原総一朗と各党論客が3時間の(『朝生』的な)討論番組という2部構成。

 TBS系は、『乱!総選挙2012』と題し、堀尾正明・膳場貴子キャスターをメインに、スペシャルキャストとしてくりぃむしちゅー上田晋也が参加していました。

 フジテレビ系『FNN総選挙2012・ニッポンの決意』は、安藤優子と三宅正治のメインキャスターに宮根誠司がナビゲーターとして加わる、ちょっとガチャガチャした感じ。

 ザッピングしながら見ていましたが、正直どれもこれも似たり寄ったりで、チェルシー(ヨーロッパ王者)がコリンチャンス(南米王者)に負けてしまったサッカー・FIFAクラブワールドカップ決勝戦が、各局の番組の中で最も盛り上がったかも……。

●突出していたテレ東

 さて、みなさん、まだご紹介していない局が1つあることに気づいていますか?

 そうです、テレビ東京系(テレ東)についてまだご紹介していません。

 ご覧になられた方はおわかりかと思いますが、テレ東の『TXN衆院選SP「池上彰の総選挙ライブ」』は最高に面白かったのです。

 今回のテレビ各局対抗・選挙速報番組対決では、(個人的には)テレ東の圧勝だと思いました。テレ東ではお馴染みの池上彰がわかりやすく解説する形式で、進行役は、『モヤモヤさまぁ〜ず2』や『出没!アド街ック天国』でお馴染みの大江麻理子アナ。番組としては、テレ東お得意のまったりとしたゆる〜い感じの番組なのですが、よく見ていると、テレ東&池上彰のとても挑戦的な番組でした。

 まずは、候補者のプロフィールに注目。普通の選挙速報番組ではありえない内容が書かれてました。

 例えば、石原慎太郎・維新の会代表のプロフィールには、「“暴走老人”、公式HP名『宣戦布告』」、同党の東国原英夫には、「たけし軍団→知事→国会、おそるべし上昇志向」って、これ、完全に悪意あるでしょ(笑)。

 ほかにも、石破茂氏のプロフィールには「カレー作りに異様な情熱」など、そのほかの候補者でも、

「母が振り込め詐欺の被害に」
「大学の先輩は長州力」
「繊維問屋の息子」
「父は偉大なるイエスマン」
「身長186cm」
「ブログに昼食メニュー掲載」
「元NTTドコモ採用担当」
「出馬による転居で息子が涙」
「村上水軍の子孫」
「カエルの置物が大好き」

など、正直どうでもいい情報すぎて、ほかに何が書かれているのかが気になって、開票速報への注意がおざなりになってしまいましたよ。

●容赦ない池上彰の突っ込み

 プロフィールには、どういう経緯で政治家になったのかというのも書かれていまして、池上彰は自民党・小渕優子に対して、「お父さんが議員じゃなかったら、あなたは政治家にはならなかったのでしょうか?」と、世襲議員にストレート過ぎる質問をしていました(小渕苦笑い)。

 各党幹部に対する池上彰のインタビューもすごかったです。

 石破茂・自民党幹事長に対しては、「自民党が勝ったんじゃなくて、民主党が負けたと言われていますが、石破さんどうですか?」と、オブラートにくるむ気ゼロの質問。

 石原慎太郎・日本維新の会代表に対して、「パプアニューギニアと北朝鮮を一緒にするから、石原慎太郎は暴走老人って言われるんですよ!」と、若干キレ気味。これを聞いた石原慎太郎も逆ギレな感じで中継が険悪なムードに。中継終了後に、石原代表は明らかに「バカ」と言っていました(音声がオフだったので、口の動きでそう見えたという話です)。

 池上彰は止まりません。

 無所属の鳩山邦夫(元自民党)に対して「選挙区、昔東京でしたよね? 福岡に移ったのは、(鳩山家が大株主である)ブリヂストンの工場があるからですよね? 自民党に戻るんですか?」

 前回の選挙で落選し、今回復活当選した公明党・太田昭宏へは、「今回は、自民も民主も対立候補を立てなかったから当選できたのだと思いませんか?」って、もう、狂犬のように牙剥きまくり、誰にでも噛みつきます(笑)。

 その、太田氏への中継終了後に出したフリップには、「宗教法人の信者数」というタイトルで、「創価学会:827万世帯、神社本庁:6242万人、幸福の科学:1100万人、立正佼成会:350万人」という内容。どこまで突っ込むんだ、テレ東&池上彰?

 ちなみに公明党関連では、一般視聴者からの質問で「公明党から出馬する候補者はみんな創価学会員なのですか?」(千葉県16歳高校生)との質問も、サラッとやってしまいます。これに対する池上彰の回答は、「会員が多いですが、それ以外の人もいます。意外と知られていないことですね」と、軽く答えてしまいます。

 もちろん、次期総理候補である安倍晋三・自民党総裁に対しても容赦ありません。

「戦争もする、交戦規定もある、ということは国防軍の兵士に死者が出ることもある。そういうことを命令する立場になるということですね?」

と、切れ味鋭いカミソリのような質問を次々と繰り出します。

 このほかにも見所がたくさんあったのですが、ありすぎて紹介できません。テレ東さん、ぜひDVD化してください!(文=アラキコウジ/ネタックス)

* * *

で、はたして池上彰氏はこれを投票前特番でもやれただろうか。単なるガス抜きではないかとの疑問が残る。
ラベル:日本政治
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2012年12月09日

2012「Xファクター」優勝決まる--ジェイムス・アーサー

<とりあえずポストしておこおうと思って書いたのに「非公開」を解除し忘れてました。いまあげます。2012-12-11>

2012年の「Xファクター」の優勝者が決まった。オーディション以来、ウィナーになるといいな(CD欲しいな)と思っていたジェイムズ・アーサーに決まった。良かった。いま、むちゃくちゃ忙しいので詳細は時間ができたら書くつもりでとりあえずあげておく。

オーディション
James Arthur's audition
Tulisa's Young - The X Factor UK 2012



ブートキャンプ
The X Factor Uk 2012 Bootcamp
"James Arthur" HD



ジャッジズ・ハウスでのパフォーマンス
James Arthur's performance
Bonnie Raitt's You Love Me
The X Factor UK 2012



ライブショーへ
James Arthur's Reveal
Judges' Houses - The X Factor UK 2012

http://www.youtube.com/watch?v=IQlc9vFLNsk

7週め:ボトム2
James Arthur sings for survival
Live Week 7 - The X Factor UK 2012



8週め:ターニング・ポイント
James Arthur sings Marvin Gaye's Let's Get It On
Live Week 8 - The X Factor



結果発表
The Final Result! - The Final - The X Factor UK 2012


ウィナーズ・シングル
James Arthur performs his Winner's Single
The Final - The X Factor UK 2012


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2012年11月25日

2012年『Xファクター』--ライラン・クラークさよなら記念9本立て+1

今年の『Xファクター』ファイナルでひいきにしていたライラン・クラーク(24歳)がとうとういなくなった。先週、唯一生き残っていた女子のエラがいなくなり、今週「オネエおにいさん」のライランがいなくなり、来週の準決勝は完全に男ばっかである。どうしたって華やかさに欠けるので、これをどう演出するかが見所かも(とでも考えないと見る気にならないかも。それほどまでにライランの抜けた穴は大きい、わたしにとっては)。

記念に(!)ライランの出し物を1週めから並べておく。歌はいまいち、いまに、いまさんだが、もつれそうに長い脚とエセックスなまり丸出しのベタなしゃべりのギャップが特徴、ショーマンシップは半端でない。

[ご注意1] 歌はだんだん上手になるので1週めの出し物で引かないでください。
[ご注意2] 全部見ると1時間以上かかります。歌の部分だけなら30分以下です。

<1週め>
Rylan Clark sings Spandau Ballet's Gold
- Live Week 1 - The X Factor



1週めで早くもボトム2[1]になり、オーバー25枠[2]のうたの上手なおねえさんと対決。デッドロック[3]で生き残ったものの番組プロデューサーの仕込みがあったのではないかと議論を呼ぶ[4]。もう一方のおねえさん(名前も覚えてない)のほうが確かに歌はうまかったがな〜んもおもしろくなかったので、ライランが残ったのは当然の結果だとわたしは思ったが同意しない人も多かったみたいだ[5]。しかし、週ごとに人気は上がる。

[1]一般投票で最下位になった2名による1対1の歌比べ。たいがいバラードが歌われるので上手下手が歴然。歌比べのあと4人のジャッジが投票してどちらを残すか決定するが、しばしば戦略的な結果になり(下手なほうが3票を得て残る)、議論を呼ぶ。

[2]コンテストのカテゴリーは4つ、16歳以上25歳未満の女子、16歳以上25歳未満の男子、グループ、25歳以上。4人のジャッジが一つずつのカテゴリーを担当し、出し物などを決める。

[3]ジャッジの票が割れた場合、判定は一般投票に戻り、その週の最下位が発表されて番組を去る。

[4]オーバー25枠のメンターであるギャリー・バーロウ(テイクザット)がこの結果に怒ってジャッジ席を立ち、帰ってしまった。

[5]判定の前に番組プロデューサー(?)がジャッジに耳打ちした場面が後にyoutubeに上がり、制作者側の意向が働いた、投票操作があると議論になった。しかし、その後の展開をみると投票操作はありそうにない。歌はそこそこうまいがまったく華のない25オーバー枠のおにいさんが、出身地(リバプール)の組織票を得て生き残り続け、優勝しそうな勢いである。

<2週め>
Rylan Clark sings
Groove Is In The Heart/Gangnam Style
medley - Live



モデル出身らしい華麗なウォーキングが見どころ。ただ歩くだけで、立ってるだけカッコいいので、これでショーモデルのすごさを見直したぐらいだ。カール・ラガーフェルド集団のダンスなど、振り付けも演出も力が入っており、これで一気に(セレブリティを含む)ファンを増やした。江南スタイルも出てくる。

<3週め>
Rylan Clark sings a Jennifer Lopez / Rihanna medley
- Live Week 3 - The X Factor UK 2012



ヒゲそって刈り上げたグレース・ジョーンズ風。中盤のリアナの歌のパートで「行儀が悪くてごめんなさい」と言いながらお尻を振るダンスがみどころかも。

<4週め>
Rylan Clark sings Toxic/Horny/Poison Medley
- Live Week 4 - The X Factor UK 2012



<5週め>
Rylan Clark sings Hung Up/Gimme Gimme Gimme Medley
- Live Week 5



再びボトム2になり、再びオーバー25枠のカイ・ソーンズと歌比べをし、再びデッドロックになり、再び一般投票で生き残る。

<6週め>
Rylan Clark sings a Spice Girls Medley
- Live Week 6 - The X Factor UK 2012



革靴にジャケット着用でスカイダイビングに挑戦。

<7週め>
Rylan Clark sings a Duran Duran/Bros Medley
- Live Week 7 - The X Factor UK 2012



ジャッジのコメントのコーナーにテイクザット・トリビュートバンドで歌うライランの映像が出てくる。「きみなんてテイクザットにいたっけ?」とのギャリーの感想に「テイクザットに入るにはわたしはヤセ過ぎ〜」と返し、大いに受ける。この週のボトム2は優勝候補と目されていた二人で、唯一の生き残り女子のエラが番組を去り、ライランは大泣きする。

<8週め-1>
Rylan Clark sings Abba's Mamma Mia
- Live Week 8 - The X Factor UK 2012



準々決勝。勝ち上がりの5組が2曲ずつ歌う(5組のうち3人がボーイズ・カテゴリー、つまり全員生き残っている)。さすがに2曲とも作り込むのは無理みたいで、1曲めはメドレーでなくダンスもなかった。

<8週め-2>
Rylan Clark sings a Supremes Medley
- Live Week 8 - The X Factor UK



こっちはメドレー、でもダンスは少ない。そんなわけでライランらしくない。

<おまけ>
Rylan Clark sings for survival
- Live Week 8 - The X Factor UK 2012



ボトム2での歌比べ、もう片方はボーイバンドのユニオンJ。リラックスしていて、すがすがしい顔をしている。

しっかり作り込んだド派手なプロダクションで、来年のユーロビジョン・ソングコンテストにイギリス代表で出てもらいたい。クリスマス・パントでクイーンやるのもいいと思う。



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2012年03月02日

必見! BBC 'Inside the Meltdown'

みなさま、

BBCで1週間ほど前に放送された「Inside the Meltdown」がyou-tubeにあがっています。BBC I-playerのフリー視聴期間は昨日で終わり、まだ途中までしか見てなかったので続きが見たいと思って探したところ、you-tubeにアップロードされているのを見つけました。3日前にあげられたもので、もう4万5000以上の視聴回数になっています。ゲリラですから、すぐに見られなくなる可能性があります。早めにご覧ください。

http://www.youtube.com/watch?v=IwBELPtVUCA

いま、BBCでは「地震、津波、原発災害」にフォーカスしたドキュメンタリーを連続放送しています。昨日は津波とメルトダウンが子どもたちに与えた影響について、子どもたち自身が語るドキュメンタリーを放送していました。これも見つけたらお知らせします。

数ヶ月前にチャンネル4でも南三陸の人たちの被害と避難後の生活にフォーカスしたドキュメンタリーを放送していて、それはそれはすばらしい作品だったのですが、原発についてはかすりもしないという内容に腹を立てていました。

イギリスでは、3日ほど前にブリストルの近くにある世界最古の原発がシャットダウンしました(同じサイトのもう1機は去年稼働をやめています)が、その近くに新世代原発の建設が予定されています。このニュースが報じられたのと同じ日に、初めて福島第一への取材が許された外国人記者の一人として原発敷地内に入ったBBCの東京特派員のニュースを各ニュース番組で一日中報道していました。

BBCは、新世代原発の燃料とも言われているトリウムを唱導する科学者に福島第一を取材させる科学番組を作ったり(その科学者はチェルノブイリは放射能より精神被害のほうが大きいという立場です)、日本政府発表の冷温停止をそのまま報道するなど「なんだかなあ」の部分もあるのですが、一方では放射能汚染の被害の実態に迫る番組も報道しています。日本の大手報道機関にも同じ姿勢を期待します。


BBC This World 2012 Inside the Meltdown

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2011年09月06日

< <英国発>再生可能エネルギー100%の電力会社ビジネスモデル

<ロンドンSW19のライブラリ>より
http://ameblo.jp/nfsw19library/entry-11009831891.html

英国発再生可能エネルギー100%の電力会社ビジネスモデル
ーースマートグリッドを待ちながら

現在の住まいを購入した5年前に、元の持ち主が契約していたユティリティ会社(高熱水道を供給する会社)をそのまま引き継いだ。すべて大手だった。イギリスでは電気とガスについては利用者が自由に会社を選ぶことができるので、電力を再生可能エネルギーを供給している会社に変更しようと思って調べたが、ロンドン近郊で該当する会社が見つけられなかった。

再生可能エネルギーを供給する会社はイングランド南西部に複数あったと思う。いすれも小規模で、契約可能な地理的条件が「地産地消」の範囲に留まり、我が家のあるロンドン南西部は契約可能な条件を満たしていなかった。

イングランド南西部はイギリスでも有数の高額所得者の集中する地域だ。だから、他の電力会社より少々高めでも再生可能エネルギーを選ぶ顧客が比較的見つけやすいとも言えるが、だからと言って、その人々が他の人より高額の請求書を受け取っているとは考えにくい。あえて再生可能エネルギーを選ぶぐらいだから環境への配慮は人一倍であろうし、おそらく電気をできるかぎり使わない生活にシフトしているのではないだろうか。イギリスの場合、高額所得者は往々にして高学歴である場合が多いので、この想像はまず外れていないと思う。

また、南西部の特に海岸線沿いにはヒッピーやアーティストなどのボヘミアン的な生活を送る人が多く住んでいる地域がいくつかある。そういう人たちの生活スタイルもまた、電気をあまり使わないよう工夫されていることが多い。



日本の場合、教育の普及率の高さと、伝統的にもっている自然の力への崇敬の念をあわせると、再生可能エネルギーを普及させる条件は揃っているようにみえる。法律が整備されて電力供給が自由化すれば、各地でそれぞれの自然条件にあわせた小さな再生可能エネルギー会社が次々興るのはないか、

野田政権にそれができるか。菅直人を手放したつけは大きいのではないか。とても不安だ。

***
新エネ100%の電力会社が成り立つワケ
英ベンチャー「原発は古い、時代は分散電力へ」


日経ビジネス編集部 大竹剛(ロンドン特派員)
2011年9月5日(月)

http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20110831/222362/
(会員限定ページですがだれでも無料で登録できます)
以下抜粋。全文は上記の日経ビジネスか<ロンドンSW19のライブラリ>にあります。

 フクシマ後も原発推進の方針を貫く英国で、火力や原発を使って発電した電力を拒む消費者の“反乱”が一部で広がっている。風力や太陽光など再生可能エネルギーだけで発電する電力会社が、規模こそまだ小さいものの顧客を確実に増やしている。そんな電力会社の1つが、イングランド南西部のチッペナムという町に本社を構える、社員88人のグッドエナジーという電力ベンチャーである。

 英国には、再生可能エネルギー専門の電力会社を運営するベンチャーが複数ある。元ヒッピーが立ち上げた、風力専門の電力会社エコトリシティーもその1つだ(詳細については「元ヒッピーのグリーン革命」をお読みください)。だが、エコトリシティーが電力供給を再生可能エネルギーだけで賄えないことから、その約半分を電力卸市場から購入しているのに対し、グッドエナジーは電力供給の100%を再生可能エネルギーだけで満たしているのが特徴だ。

*英国発! ビジネス最前線 元ヒッピーのグリーン革命 2010年7月8日(木)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100701/215228/

 電力の安定供給には、一定の電力供給量を常に保ついわゆる“ベースロード”用の発電設備が不可欠だというのが、大手電力会社の常識である。大量の電力を安価に、安定的に発電できる原発は、このベースロード用の電力源として適しているとされてきた。一方、風力や太陽光など再生可能エネルギーは、「風が吹かない」「太陽が照らない」といった天候に左右される。そのため、安定供給には不向きで、再生可能エネルギーだけで顧客の電力需要を満たすのは難しいとされている。

 だが、グッドエナジーは、こうした常識を覆そうと挑戦している。同社のジュリエット・ダヴェンポートCEO(最高経営責任者)は、「そもそも中央集権的なベースロードという発想自体が時代遅れだ。ベースロードではなく、地産地消を目指す分散型の再生可能エネルギーを全国に展開したほうが今の時代、理にかなっている」と断言する。

続きを読む
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2011年07月21日

全身スキャン拒否したら性的暴行で現行犯逮捕? 無法地帯になった米国空港の身体検査

友人がアメリカと日本で突然「時の人」になった。仕事で滞在していたアリゾナ州から自宅のあるコロラド州に帰宅する際に空港のセキュリティチェックでの全身スキャンを拒んだところ、係員に取り囲まれてパニックを起こし、なんと「性的暴行(昔風に言えば「婦女暴行」)容疑で逮捕された。

事件の経緯を伝える朝日新聞の記事を貼り付ける。




空港の身体検査に抵抗 日本女性に米ネットで礼賛相次ぐ

2011年7月20日20時0分 朝日新聞
http://www.asahi.com/international/update/0720/TKY201107200457.html

 米アリゾナ州の空港で、日本人女性が身体検査に抵抗し、逮捕された。「テロ対策」の名の下での、厳しくなる一方の米空港の警備体制にへきえきしていた人々から、ネット上で「よくぞ当局にやり返した」と彼女への礼賛が相次ぎ、フェイスブック上の支援ページが続々誕生する社会現象になっている。

 弁護士によると、逮捕されたのは、日本出身で米コロラド州に住む通訳兼作家の女性(61)。アリゾナ州の地元当局の話では14日午後、フェニックス空港内で身体検査を拒否し、その際に女性検査官の左胸をつかんだとして、「性的虐待」の疑いで逮捕された。

 弁護士は「過剰な放射線被曝(ひばく)を避けるため、全身スキャナーでなく金属探知機を使ってほしいと頼んだだけ。検査官らに囲まれ、以前受けたボディタッチへの恐怖から、思わず払いのけた」と説明している。

 フェイスブックの支援ページの中には、4千人近くがお気に入りに登録したものも。1955年にバスの白人優先席に座って逮捕された「公民権運動の母」になぞらえて賞する書き込みが目立ち、大統領選候補に推すページまである。

 思わぬ反発に、地元の司法当局は19日、「容疑事実は重罪には相当していない」という声明を出すに至った。(ロサンゼルス=藤えりか)



朝日の記事では氏名は伏せられているが他のメディアでは写真付きで公になっている。翻訳家/ジャーナリストの宮前ゆかり。最新の仕事は先月、岩波書店から発売になったばかりの『ウィキリークスの時代』だ。http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/X/0222180.html

ゆかりさんはおそらく日本で一番最初にウィキリークスに注目した数少ない人のひとりだろう。岩波の月刊誌『世界』にもウィキリークスについて二度寄稿している(TUPで速報になった記事を当ブログに転載してある)。

2010年12月03日[TUP速報864号] ウィキリークスとジャーナリズム
http://newsfromsw19.seesaa.net/article/172106356.html

2011年02月06日[TUP速報881号] ウィキリークス宣言:情報は民主主義の通貨だ
http://newsfromsw19.seesaa.net/article/184569556.html

NHKのウィキリークス取材でロンドンに来た時は、取材班の人たちといっしょに我が家にも立ち寄った。土砂降りの夜で、NHKの人にアイスランドのお酒をいただいた。

続きは明日。
ラベル:アメリカ
posted by nfsw19 at 22:00| ロンドン | Comment(0) | TrackBack(0) | 記事&番組クリップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月30日

原発震災 ー 日本メディアは西洋よりも真実を伝えているか

「<ロンドンSW19から>のライブラリ」より
http://ameblo.jp/nfsw19library/entry-10939775239.html

原発震災 ー 日本メディアは西洋よりも真実を伝えているか
2011-07-01 03:08:26 posted by nfsw19library

関東在住のアイルランド人ジャーナリスト、ディヴィッド・マクニールさんが CNN International のウェブサイトに寄稿した記事『誰が福島原発事故の真実を伝えたか』に和訳がついた。オリジナル(英語)は6月15日に掲載されていて、すでにどっさりコメントがついている。

地震発生からほとんど毎日、マクニールさんが東京や被災地から書き送る記事をインディペンデント紙で読んでいた。長い記事、エモーショナルな記事が多く、読みながらよく泣いた。

インディペンデントはイギリスの高級紙のひとつで(わたしの長年の愛読紙でもあり)、3月13日日曜日の朝刊の1面を全部使って日の丸と日本語のコピーを掲載したのを見た時は胸がいっぱいになった(そして泣いた)。

がんばれ、日本。
がんばれ、東北。

http://www.asahi.com/international/update/0313/TKY201103130283.html
ニュースエージェントの店頭で当日のインディペンデントを持つその店の看板娘(だと思うよ、ニュースエージェントはインド亜大陸系移民が経営していることが多いので)の映った写真と朝日新聞の記事。

マクニールさんは地震以前も、日本の新聞でもめったに書かないようなディープな日本の問題をきめ細かい取材に基づいてしばしば報じていた。辺野古に座り込むおじいおばあのこと、元日本軍捕虜をビルマにまねく活動をしていた元日本軍通訳の永井隆さんのこと(つい先きごろ亡くなられた)、築地市場が移転すると言われている豊洲の毒性のこと、皇太子妃雅子さんの苦境など、みんなマクニールさんの長編レポートで読んだ。

CNN Internatipnalのこの記事も、日本をよく知るマクニールさんがもう黙っていられない気持ちで書いたのだろう。

あのとき、日本のテレビがどのように震災を報じていたかをわたしは知らないので想像するしかないのだが、当時ユーストリームで無料公開されていたNHKの報道を見る限りでは、わたしには英国BBCやチャンネル4やアルジャジーラ・イングリッシュやロシア・トゥデイのほうが、知らせるべきことを知らせ、見せるべきものを見せていた気がする。

たとえばチャンネル4ニュース(毎日夜7時から50分間のニュースショー)はメインキャスターのジョン・スノーがすぐに現地入りし、毎日レポートしていたし、チャンネル4のウェブサイトにはかれの日記も掲載されていた。そして、かれがスタジオに戻ってすぐに被害を伝える20分ほどのドキュメンタリーが放送された。

また、地震学者もすぐに調査のために渡航し、震災発生後2週間かそこらで地震と津波発生のメカニズムや被害を多角的に分析する科学ドキュメンタリーが放映された(これは別途掲載
する)。原発に関する報道も丁寧だった。


<震災を報じるチャンネル4ニュース>
(福島第一原発についての報道ではありません)



ジョン・スノーのある晩のレポート。仙台から。
http://www.youtube.com/watch?v=CAOWDy-0H-E



別の晩のレポートの一部。南三陸から。
http://www.youtube.com/watch?v=CnEr1dbF434&feature=relmfu

日本でも見られると思いますが見られなかったらごめんなさい。日本のテレビでは報じられない側面が出てきます。



誰が福島原発事故の真実を伝えたか
日本メディアは西洋よりも真実を伝えていると果たして言えるのか


デイヴィッド・マクニール
By David McNeill 30 June, 2011 CNN-GO

http://www.cnngo.com/ja/tokyo/life/TMAI/david-mcneill-whos-telling-truth-fukushima-meltdown-222708


福島第一原発に対する政策や規制、技術など、一連に渡る批判的意見が飛び交っている。メディアはいち早く自省をし始めたものの、決して美しいとは言えない。

Newsweek Japan は、惨事の中、「自らのミッションを遂行できなかった」として、過激な外国人レポーターを批判した多くの出版会社の 1 社である。

Newsweek によれば、ジャーナリストの中には逃げ出したものもおり、その多くが機能不全に陥った原発に過剰反応し過ぎていると伝えている。

鼻息の荒い外国人記者は、そういった槍玉に挙げられやすい。視聴者の多くは、福島原発の放射線レベルが安全値の 1 千万倍にも達し、ゼロを数個削除した TEPCO の修正を無視した CNN の Jonathan Mann 氏の殺気立ったレポートを思いだすことだろう。


<伝えられない言葉>

そんな中、日本の新聞紙やテレビ記者達は、冷静さを保っていたものの、原発内部で起こっている事実関係の隠蔽や情報開示に遅れがあったことは事実である。

中でも、福島原発を取材した地元メディアの報道から、「メルトダウン」という言葉がすっぽり抜け落ちていた事実は注目に値する。状況を考えれば、3 月 11 日から 15 日の間にメルトダウンが起こっていたと推測する方が納得できるのだ。そもそも、3 月 12 日に大気からセシウムが検出されたことを考慮しても説明は付くのである。


<正確な情報を伝えないことも
メディアの責任であると言えるのだろうか?>


原子力安全委員会委員長の斑目春樹氏は、現在、初期段階でメルトダウンが起こっていると判断し、政府に報告したと話している。福島に農場を持つ元ワシントン TBS 支局長秋山豊寛氏も同様の結論から、群馬県に車で避難した。

「言葉を伝えるメディアにブラックアウトが起こっていたと言えるでしょう。」と、今月、外国人記者クラブの雑誌『No.1 Shimbun』の取材に答えた秋山氏は話している。4 月に入ってから初めて、原子力学会副会長の沢田隆氏も、1 号機と 3 号機の原子炉内の燃料棒が溶融していると発言した。新聞やテレビが、「メルトダウン」という言葉を発するまでに 2 ヶ月以上もかかっている。一体これはなぜだろう?

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posted by nfsw19 at 23:00| ロンドン | Comment(1) | TrackBack(0) | 記事&番組クリップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月23日

放射能がつきつけるのは生き方の問題、「何が一番だいじですか?」

「<ロンドンSW19から>のライブラリ」より抜粋
http://ameblo.jp/nfsw19library/entry-10932315170.html

『日経ビジネスオンライン』誌に連載されている河合薫氏のコラム『新リーダー術〜上司と部下の力学』は、タイトルに引かれて時々読むけどめったに最後まで読まない。話の取っ掛かりには引きつけられるけど展開しだすと興味が薄れるからだ。

おそらくわたしが、この連載のテーマである「リーダー術」とか「上司と部下の関係」とかいったことにまったく、まーーーったく関心がないせだろう。

そんなわけで、今日のコラム『菅首相の"ドン引き発言"で考えるリーダーの品格』も1ページ読み切らないうちに興味を失った。

菅直人どころか、近年の日本に品格のある首相なんていたことない。

鳩山由紀夫の所信表明演説を読んだときは、「ああ、とうとう日本にもドピルパン型の哲学のあるリーダーができたのかしら」とうれしかったが(1時間近くもかけて、息子に演説の全文を読み聞かせたぐらいだ)、引き際のデタラメさとその後の迷走をみるに、この人には哲学も品も格もなく、あるのはただ家柄とお金だけだとわかった。それでも麻生や阿部よりははるかにましだが。

比較対象にしたドピルパン元フランス首相にしたところで、外相時代にイラク戦争に反対する国連安保理演説でスタンディングオベーションを受けた時が結局ピークだった。いかに知性が高く家柄も良く、エレガントでハンサムで演説がうまかろうと、ドメスティックな問題はそれじゃ乗り切れず、タナボタで首相になって以降は国政の采配に失敗し、大統領争いではサルコジのがむしゃらに負けた。

話がずれたが、菅直人にだれが品格を求めよう。

求めるのは、厚生大臣時代に薬害エイズ事件で厚生省の暗部を暴いたように、今度は原発を全機止めて経産省のほこりを落としてくれることだ。たとえそれが(薬害エイズ事件について噂されているように)中身のないパフォーマンスであろうが、こずるい計略であろうが、そんなことはどうでもいい。

日本は福島第一の大事故をきっかけに、時の首相の決断で原子力発電から自然エネルギー発電に国策を変更した、という事実だけが後の世に残れば十分だ。



というわけで、今週号は読み切ってないんですが、ふとバックナンバーを見ると先週号が面白そうだ。先週号<2011.06.16 [Thu] - NO.1245>号掲載の『放射能ストレスで前進する女と、立ち止まる男〜1歩を踏み出せば、異なる風景が見えてくる』を貼り付ける。
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ラベル:放射能 子ども
posted by nfsw19 at 12:00| ロンドン ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事&番組クリップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月19日

脱原発・反原発活動家が菅直人を捨てない理由

[下書きのまま、アップロードを忘れてました。とりあえず上のほうにおいてあとで日付の位置に戻します] → 戻しました。

「<ロンドンSW19から>のライブラリ」より抜粋
脱原発・反原発活動家が菅直人を捨てない理由
2011-06-19 17:54:55 posted by nfsw19library

『日経ビジネスオンライン』誌に連載されている小田嶋隆氏のコラム『ア・ピース・オブ・警句」 〜世間に転がる意味不明』がめっぽう面白い。毎度おもしろいが<2011.06.17 [Fri] - NO.1246>号掲載の『卓袱台返して菅笠ひとり旅』にはたいへん共感したので抜粋して貼り付ける。

*抜粋貼り付けの全文は「<ロンドンSW19から>のライブラリ」にあります。
http://ameblo.jp/nfsw19library/entry-10928287532.html

原発事故に関連するできるだけ正確な情報分析を読みたいと思ったら経済誌/経済紙を読むといい。これは今回の原発事故に限らず、大きな産業事故が起きた際にはいつでも有効なルール。経済誌/経済紙は、投資家や株主に正確な情報を提供すると言う創立本来の使命に乗っ取って、事故を起こした産業界におもねることのない正確な記事を提供することが多いから。




[抜粋からさらに抜粋したエッセンス]

卓袱台返して菅笠ひとり旅
小田嶋 隆

2011年6月17日(金)
<日経ビジネスオンライン 2011.06.17 [Fri] - NO.1246>号より抜粋

 イタリアで6月の12日から13日にかけて行われた原子力発電所の再開の是非を問う国民投票は、94.05%という圧倒的な反対票を集めて幕を閉じた。結果を受けて、ベルルスコーニ首相は、原発との決別を約束している。

 わが国では、自民党の石原伸晃幹事長が、翌14日の記者会見で、この件について以下のように述べた。
「あれだけ大きな事故があったので、集団ヒステリー状態になるのは、心情としては分かる」
 驚くべき言及だ。

 石原さんが「ヒステリー」という言葉を、「興奮・激情により冷静な判断力を喪失している状態」という辞書に載っている語義そのままの意味で使ったのだとすると、彼は、イタリア国民を「愚民」呼ばわりにしたことになる。これはよろしくない。
 いくらなんでも、国政の中枢にある人物が、公式の会見の場で、こんな失礼な発言をカマして良いはずがない。幹事長は、言葉の選び方を誤った。おそらく、石原さんは、大きな数字を目の当たりにして、単独ヒステリー状態に陥っていたのだと、そう考えてさしあげるのが彼のためであり、日本のためでもあると思う。

 今回は、原発について触れざるを得ない。そういう雲行きだ。
 原発は、イタリアにおいてそうであったように、わが国でも、最も主要な国民的関心事になっている。当然だろう。当事国なのだから。

 原発の是非をめぐる議論は、事故発生以来、ほとぼりがさめるどころか、日に日に過熱して現在に至っている。おそらく、この問題は、今後、郵政民営化の時と同じようなワンイシューの争点になるだろう。
 つまり、自民VS民主や、地方分権or中央集権、あるいは小沢対反小沢といった従来からの対立軸は、すべて原発の是非に包摂されてしまうということだ。
 で、その国論を二分する葛藤の中心に菅首相がいる。
 不思議なめぐりあわせだ。

 原発をめぐる議論は、菅首相の進退にも影響している。というよりも、いまや、菅首相の政治生命は原発論議の周辺にしか残っていない。
 早期退陣を主張する勢力は、菅首相が、ここへ来て急速に脱原発への傾斜を深めていることについて、「原発を延命の具にしている」という言い方で、首相の政治姿勢を批判している。

 批判は、大筋において当たっていると思う。
 実際、菅首相は、脱原発というカードをちらつかせることで、四面楚歌の状況を、形勢不明の延長戦に持ち込むことに成功しつつある。ということはつまり、原発は、切り札になったわけだ。菅さん自身がジョーカーに化けたと申し上げても良い。エースでもなく、キングでもなく、絵札でさえなかった菅さんが、ある日突然、ゲームの展開を支配するトリックスターに変身したのである。

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posted by nfsw19 at 20:00| ロンドン ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事&番組クリップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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