2014年03月10日

さくら。ねこ(泣ける動画、腹がよじれて)。

ここ2、3日ロンドンは初夏の陽気。3月に雪が降ることもあるので油断できないものの、イギリス人は「ここぞ!」とばかりに夏装束になっている(わたしも)。

お向かいのさくら。4、5日前に撮影したもので、曇り空を背景に6分咲き。昨日の快晴で満開になった。しかし、ロンドンのさくらは風雨がない限り「ぱっと咲いてぱっと散る」ようなことはなく、だらだらだらだらと咲き続け、葉っぱがでてきても咲いていることもある。こんなさくらじゃ「桜チャンネル」好きがいやがるだろうなあ。あとで裏庭から見える隣家の山桜も撮影して来よう。こっちも1週間ぐらい前からだらだら咲いている。

IMGP3928.JPG

一日一度は見たくなる動画なので(いちいち探すのがめんどうなので)ここに貼付けときます。こんなんばっかですみません。もうちょっとしたら、まともなブログに復帰します。ご容赦。

泣ける動画(腹がよじれて)


ラベル:動画
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2014年02月20日

パトリック・チャンと『けいおん』

ここ数カ月(いやもっと長いか)頭が忙しくて(身体的にはそうでもないですが)ブログさぼってます。たまには何かアップしないとアドページになっちまうのでいま見たものをあげときます。なごんでください(なごめる人は)。息子にもらった情報でyoutube検索しました。

アニメ『けいおん』を見ながら見事なスティックさばきを見せるパトリック・チャン(ソチオリンピック・フィギュアスケーティング男子シングル銀メダル)。いいやつかも〜。なごむ。

Patrick Chan Prepares Himself for Japan
ラベル:アニメ
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2013年10月28日

ルー・リード死す

朝も早よから久しぶりの日記を書いてさてアップロードしようとクリックしたところネットがつながってなくて1時間もかけて書いたものがすべてネットの藻くずと消え去ったのでその後書く気にならずにコンピュータを離れてたんですがさっき思い直して再起動してみたところ最初に目に飛び込んで来たニュースが‥‥

ルー・リード死す。

えーーーーーーー言葉もない。あーーーー死ぬんだ、ルー・リードも。死んだって噂があっても生きて戻って来たのにやっぱり死ぬのか。もう一度見たかったなあもう一度ライブで聞きたかったなあ、ああなぜあのとき行かなかったと後悔するコンサートはいままでにもいくつもあったけどすぐに忘れた。これは忘れない。死ぬんだ。White light white heatを息子が中間休みで家にいる我が家としては可能な限りの音量で聴いている。合掌とかご冥福をとか言えないよ、損失が大き過ぎて。外から来る音すべてが苦しくて苦しくてウォークマンに入れたベルベッツとテレヴィジョンとパティ・スミスを大音量で聴きながら東京を徘徊していた二十代初めのあのころにそのままの自分でいいのだと肯定してくれる(とわたしは思った)ベルベッツの音にどれほど救われたか。無限に続くようなSister Rayのコンフォートがどれほど支えになったか。このあとライブでAll tomorrow's partiesを聴く。
ラベル:music Note
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2013年08月16日

2013年の対日戦勝記念日が終わり、映画『レイルウェイ・マン』が来る

イギリスでは深夜12時を回り、2013年のVJデイ(対日戦勝記念日)が終わった。日本で言えば敗戦記念日だ(「終戦記念日」というタームはものごとの本質を隠すと思う)。何周年とかいった節目の年でもないし、イギリスと日本のあいだにいま現在、不穏な懸案事項があるわけではないので特になにごとかあると思っていたわけではないが、なんとなしに一日家にいた。

泰緬鉄道で強制労働させられた旧英国軍人の生き残りもいまでは少数になり、日本の国民はもとよりイギリスの国民からも忘れられようとしている。どちらの政府からもなんの保障も得ていないこの人々も戦争の犠牲者だ。これらの旧軍人の一人であるスコットランド人のエリック・ローマックスの書いた『The Railway Man』というノンフィクションがある。読み応えのある良い本だが、角川書店から出ていた和訳はもう絶版になっている。残念だ。

鉄道マニア(train spotter)だった若いころの自分の話から始まり、兵士として東南アジアに赴き、日本軍の強制収容所での暮らしと辛い労働の日々が事細かに綴られている。なかでも(近年イラクやアフガニスタンでの敵対勢力の取り調べの際に米英連合軍が使用して有名になった)ウォーターボーディングによる拷問の場面は読んでいて息苦しくなるほどだ。この拷問の際に通訳として立ち会ったのが日本軍の通訳だった永瀬隆で、ローマックスは何十年もあとに永瀬と東京で再会を果たす。『The Railway Man』を貫くのは敵対した二人の何十年にもわたる「怨み」と「償い」と「赦し」の物語だ。

もうだいぶ以前になるが、ロンドンの英語学校で「尊敬する人」について作文を書く宿題が出され、わたしは永瀬隆について書いた。その少し前に英国人監督による『The Railway Man』の映画化の話が持ち上がり、当時やっていた小さい会社でキャスティングのリサーチをすることになったので、『The Railway Man』だけでなく永瀬の本を取り寄せて何冊か読んでいた。その永瀬氏も数年前に亡くなった。かれが死んだとき、日本の新聞には小さい記事が出ただけだったが、Independent紙には東京特派員デイヴィッド・マクニールによる永瀬の戦後を追う現地取材を含む長い記事が見開き2頁で掲載された。

今年のVJデイには実は何か起きるんじゃないかと思っていた。というのも『The Railway Man』がついに映画化されたと昨年末に知ったからだ。当時の発表だと公開は7月予定とのことだったので、公開後の8月15日(VJデイ)には旧日本軍捕虜の抗議行動があるかもと予想した。結局公開は2014年1月まで延期になった。年明けに公開するということは、つまり、BAFTAやアカデミー賞を狙える作品という意味でもある。なにしろオールスター・キャストだ。

ローマックス役はコリン・ファース、その妻となる女性をニコール・キッドマン、永瀬役は真田広之で、ここまででも十分にビッグネームだけど、兵士時代の若いローマックスを『ウォーホース』で主役を演じたジェレミー・アーヴィンが演じる。日本軍付き通訳時代の永瀬役は石田淡朗というロンドン在住の若い役者だそうだ。知らない名前だがギルドホールで演技の勉強をしたとのことで本格派の舞台役者だろう。楽しみだ。前の映画化企画のころに名前のあがっていた監督ではないので映画化権が移動したのだろう。

そんなわけで、日本ではお正月公開になることが予想される(勝手に予想してますが)オールスター映画『The Railway Man』は歴史修正主義者には許し難い作品になるだろう。楽しみだ。80歳をとうに越したローマックス氏には、レスタースクエア(ワールドプレミアの際によく使われる劇場街)の赤絨毯をコリン・ファースやニコール・キッドマンとともに歩いていただきたい希望です。どうかお元気で。
ラベル:映画
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2013年03月06日

チャベスの死

夕べBBCニュースを見ていたら「チャベス死亡」の臨時ニュースが入った。BBCと言えどもさすが西側のニュースチャンネルなのでさらっとしか報じず、飽き足らないのでアルジャジーラに切り替えて以後数十分ニュースを見ていた。

キューバでのがん治療から戻ったばかりだったし、すっかり健康とは言えないまでもまさかこんなに早く死ぬなんて。過去24時間ぐらいのあいだに容態が急変したとアルジャジーラは報じていた。革命半ばの死はどんなにか無念だろうとニュースを見ていたら泣けてきた。フィデル・カストロも気落ちしているだろう(がっかりして死なないでくれ〜)。近年の著名人の死の中でもっともショッキング。

後継者は頼りないし、チャベスの死に小躍りするベネズエラの富裕層を見ると心底落ち込む。多国籍オイルメジャーの重役室ではジャンパンのコルクが開けられているだろう。

今日ニュースエージェントに新聞を買いに行ったところ、朝刊刷り終わったあとのニュースだったにもかかわらずインディペンデントとガーディアンは一面にチャベスの大きな写真入りで報じていた。他紙の一面写真は高級紙もタブロイド紙も残らずケンブリッジ公夫人(ケイト・ミドルトン)だった。左派と右派となんでもない派の違いがくっきり。

チャベス追悼にナオミ・クライン("NO LOGO!"か「ショック・ドクトリン」)を読み直したいところだけど、校正のどつぼにはまっているのでそれもできない。
posted by nfsw19 at 19:00| ロンドン | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月24日

究極のエキゾチシズム、ガラパゴス化をきわめるという手もある

今日はめずらしく日記です。

16日から東京に来ている。機内で風邪をうつされ(それ以前にかかっていた風邪をこじらせた可能性もあるが、ともかく真後ろの席の搭乗者がずっと咳をしていた)、到着早々に通例を替えて明るいうちに寝た。その結果、すでに1週間過ぎたというのに体内時計がロンドン時間から早送りされず、こんな時刻(夜中の3時半)にまだ起きていてビール飲みながらブログ書いている。

とは言え、時計が狂ったままなのは仕事をかかえているせいも大きい。チェルノブイリ本の最終原稿整理作業を2章分終えられずに帰国することになってしまったのでまずそれを片付けなければならず、ほぼ毎日作業に明け暮れ、やっと昨日の朝方、大きな山を越えた。その間、友人には一人もコンタクトしなかった。話している時間もなかったし、話しても約束を作る見通しがたたなかったからだ。われながら責任感の強さはほめてやってもいいと思う。

滞在はあと10日を切ったが、これからがつがつとコンタクトの回復に努める。なにしろ1000ポンドも払っている。元を取らねば。

そんなわけで、わたしはまだどこにも行っていないのだが、息子のほうはいままでの東京滞在とはうってかわって一人であちこち出かけていき、町歩きと買い物を楽しんでいる。去年の暮れに来てからの1年間にかれはロンドン中心部にちょくちょく一人で出かけるようになっており、時には友人をどっさり連れてピカデリーのラーメン屋でランチなどしている。また、ネットで日本の最近のアニメを見倒しており、いっぱしのオタクに育ってしまった。どこでどう子育てを間違ったかと残念に思うところもあるが、もう16歳なので親の自由にはならず、こればっかりはしょうがない。

到着の翌日、かれは探検と称して秋葉原に行き、『コードギアス』のフィギュアを4体も買ってきた。フィギュアなんて着せ替えバービーよりクリエイティビティないじゃん、とわたしはあきれ、せめてクビのすげ替えでもしたらどうかと言ったが拒否された。

かれがわたしに見せたいアニメを(ネットで)いっしょに見るとその間肩もみしてくれるので『コードギアス』も見たんですけど、いかんせん絵を受け付けず、わたしは1話で挫折した。代わりにいま肩もんでもらいつつ日に1話2話見ているのは『化物語』です。これは絵が好き、それにスクリプトがよくできている。話は他愛ないが会話のひねくれ具合がけっこう気に入った。

英語圏(だけじゃなく、フランス語圏にもイタリア語圏にもドイツ語圏にもアラビア語圏などなどにもいるらしいが)のアニメファンの熱意には恐れ入る。日本で放送されるとほんの数日で英語字幕付きがアニメサイトにアップロードされるのだ。翻訳はもちろん無料奉仕で見るのも無料。しょっちゅう削除されているけど、同じぐらいのスピードであちこちにミラーサイトが立つ。

『化物語』の英語サブタイトル付きなど何パターンもあって、アップが早いだけであまりうまくない翻訳もあれば、画面いっぱいにしょっちゅう出てくる日本語のテキスト(デザインの一部なのでストップモーションしない限りほぼ読めない)まで全部翻訳してタイポまでまねしているような凝ったものまである。日本独特の風習や日本語のしゃれについて、画面上方に注釈付けたりしているものもある。ときどきびっくりするほどうまい英訳もある。

中国は数年前から国家予算使って世界中に中華学院を作っている。外国語学部の一部だったりあるいは大学に中国語科を新設したり、イギリス中の中等学校にマンダリンの先生を送り込んだりもしている。これはすごく頭のいいやり方で、言葉を覚えてその国を知れば親近感を持つのは当然だから、戦争もしないでheart&mindをつかむことが可能になる。

バブルのころはイギリスの有名大学にいくつも日本語科があった。中等学校の選択外国語に日本語を並べているところも少なくなかった。でもいまはさっぱりだ。日本政府の予算が引き上げられてしまったので、日本語科はのきなみ中国語科に替わってしまった。残念だなあと思っていた。

その日本政府が開けた穴を、どうやら世界各地のオタクが埋めている気がする。たのまれもしないのに、ものすごい情熱とエネルギーを注ぎ込んで。この流れがどこに着地するのかわからないが注目している。

そんなわけで、イギリス生まれ、イギリス育ちの息子は、輸入品としての日本アニメを日本語で耳から、英語字幕で目から理解しつつ、ゴスロリファン(もちろん女子です)の友人に頼まれたメイド服を買いに明日も秋葉原に行くんだそうだ。こんなもん、日本にしかない。そう言うのは子どもだけゃない。日本に来た大人はみんなウォシュレットに感激し、ほめちぎる。デパートの開店時に行って居並ぶ店員に頭を下げられて感激する。

どうやらかれら(息子も含む)の目には日本はとてもエキゾチックで、無駄に電化され、無駄にオタク化し、世界のほかのどこにもないものがあるところのようだ(息子は昨日はドンキホーテで、気分にあわせて耳が動く「電動ねこみみ」というものを見てあまりにも無駄な電化に感激していた)。

つまりまあ、ガラパゴス化しているからこその希少価値なんじゃない? このさい苦手な国際化などうっちゃって、これをきわめるという手もある。
posted by nfsw19 at 04:00| ロンドン ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月21日

ハマス-イスラエル休戦協定発効とバス爆弾の謎

夜7時のチャンネル4ニュース冒頭で、ガザで取材中の記者が「たったいま停戦に入りました」と第一報を伝えたように、英国時間の晩の7時をもって停戦協定が発効された。1日中アルジャジーラ・イングリッシュをつけっぱなしにして仕事していたんだけど、晩になっても全然進展がなさそうなので近所に新聞を買いに出かけたところ、留守にしていた15分ぐらいのあいだに「GMT19時に停戦協定発効」のアナウンスがあった、らしい。なんか決定的瞬間を逃した気がする。

今日は初めて「つぶやき」というものを使ってみた。ツィッターじゃない。mixiのアカウントにくっついてる「つぶやき」欄マキシマム150字。けっこう面白かった。いまは忙しくてメンテナンスができそうにないので手を出してないんだけど、一段落したらツィッター導入しようかしら。フェイスブックもまだやってない、というか、フェイスブックはたぶんやらない。個人情報の収集が半端でないようなので抵抗がある。

mixiのつぶやきは何日かたつと消えちゃうみたいなので、今日の(一連の)初つぶやきを貼付けておく。

* * *

2012年11月21日 11:08
ガザ攻撃8日目。テルアビブの町中で運行中のバスが爆発した。2人の人物が車中に置き去りにした包み[*]が爆発したと報じられている。爆発があったのはテルアビブの町中で、イスラエル国防省の近く。死者はいない。他に、南テルアビブでも爆発物が見つかった。この「攻撃」がだれによるものかまだ不明。

[*]置き去りじゃなくて投げ込みみたいだ。以下同。

2012年11月21日 15:38
テルアビブのバス爆破をハマスがコンファームした。爆発物の入った包みを置いていった[*]と見られる人物は捕まっていない。「過去10年テルアビブは静かだった。この爆破がイスラエル人に与える心理的影響は大きい」とイスラエル人ジャーナリストがテレビで言っていた。そりゃそうだ。本物の忘れ物でさえ恐怖の対象になる。

友人へのメール:今日、テルアビブの町中を運行中のバスの車内で爆発があり、さきほどハマスがリスポンシビリティをコンファームしました(日本語にしにくいです)。爆発したのは3キロぐらいの爆発物で、置いていった[*]人物をイスラエル警察が捜索中。けが人は出ましたが死者はいません。「過去10年テルアビブは静かだった。この爆発がイスラエル人に与える心理的影響は大きい」とイスラエルのジャーナリストがテレビで言ってました。

そりゃそうでしょう。これからはどんな包みを見ても、たとえ本物の忘れ物でも空っぽの箱でも爆発物に見えてしまうわけで、ガザへの攻撃を続ける限りその恐怖は消えませんから。北アイルランド紛争中のイギリスがそうでしたが、こういう心理的ダメージは経済的な損失も大きいです。

そのジャーナリストは、「4年前のガザ攻撃のときとは周囲はすっかり変わってしまった。これ以上の攻撃の激化はそうした国々の怒りを買い、地域一帯を巻き込むインティファーダに拡大する可能性がある」とも言っており、この爆発にはそれが現実化した場合を想像させる効果があったということだろうと思います。

この人は、ハマスのホームメードロケットに脅かされてシェルターに逃げ込むイスラエル市民の映像がテレビで流れるだけで、ハマスにとっては勝利も同然だとも語ってまして、レバノン在住のHさんが言われていたようなレバノンのハマス応援ムード、今回ハマスはよくやっているという応援ムードの背景にこういうものがあるのだろうと思いました。

バスに爆発物を仕掛けるなんて「鬼畜の仕業(2チャンネル風に)」と言っていいと思いますが、戦略的にはハマスの勝利と言えるかもしれません。これによって風向きが変わり、早期に停戦が実現することを望みます。悪い方に転がる可能性もあるので安易な判断はできませんが。<メールここまで>

2012年11月21日 18:21
新聞買いに行っているあいだに停戦成立のアナウンスがあったらしい。1日中アルジャジーラ聞きながら仕事してたのに、決定的瞬間を聞き逃しちゃったぜ。実際の発効にはまだ30分以上あるけど、ともかく地上戦は回避された。ハマスの作戦勝ち。仲介に入ったエジプトも男を立てた(笑)。ネタ二ヤフは選挙に勝てないだろう。

2012年11月21日 18:39
停戦の条件としてハマス側は、進行中の攻撃の停止だけでなくガザの封鎖を解けと要求していたので、そこまでハードルを上げると合意は遠いのではないかと思っていたんだけど、どうもそれも実現するみたいだ[*]。細かい条件はまだわからないものの、なんかすごい。アラブの春でほんとうに中東は変わったんだと、改めて感激。

[*]ガザの封鎖解除についてはこれからネゴシエーションだそうだ。まったく希望がないわけでもなさそう。

2012年11月21日 22:14
テルアビブのバス爆破をハマスがコンファームしたというのは間違いだったみたいだ。ハマスが賞賛したってことなので、つまりイスラエルにとってはもっと悪い国産の敵か、少なくともいままでは敵とは見なされていなかった種類の人間なのかも。ホームメードの敵が仕掛けたホームメードの爆弾だったってこと?

* * *

今回のガザ攻撃、ルーザーNO.1はファタハのアッバスだろう。

今回のガザ攻撃ではエジプト、チュニジア、トルコの首脳クラスや国連総長のバンキームンなどなど、政治界のセレブリティが続々空爆下のガザ入りして破壊現場を視察したり市民を激励したりとかしてたんだけど、結局アッバスは使者を送っただけで行かなかった(もしかすると今朝ヒラリーのお供で行ったかも)。仮にもパレスチナ自治区の代表なわけだし、敵陣に乗り込むのが怖かったとしても恥ずかし過ぎ〜。自分を唯一のパレスチナの窓口として扱ってくれるアメリカやイスラエルに「配慮」したか、停戦はまだ遠いと思っていたか。どっちにしろ、機を逃した。明日パレスチナ評議会選挙があれば、ファタハの支持者が雪崩を打ってハマスに投票するんじゃない?

ルーザーNO.2はネタニヤフ。

ハマスのカッサム・ロケット弾なんて最新鋭防衛設備アイアンドームで全部撃ち落としてやるわい、な予定だったんだろうけど、意外にもハマスのカッサムは飛距離を延ばしていた。イスラエルは「イラン製」だと主張しているが、テルアビブやジェルサレムまで飛んだロケットもカッサムだった可能性がある(今日のThe Independent紙によると)。ちなみに、カッサムの制作費は1発500ドル程度とも言われていて(ロングレンジはもっと高価かもしれないけど)、それを迎え撃つアイアンドームは1発6万ドル以上。ここにも非対称が。

<[後述]停戦成立直後のある世論調査によると、70%のイスラエル人が停戦に反対とのこと。

[さらに追加]テルアビブやジェルサレムに飛んだロケットはカッサムじゃなかったみたいだ。イランがハマスへの武器供与をコンファームしたとのこと。

ルーザーNO.3はオバマ。

過去8日間、イスラエルには防衛する権利があるってことしか言わなかった。ガザにも防衛する権利があると思うが、そこんとこは素通りだ。エジプトの1月25日革命のときにもやることなすこと後手後手だったけど、まだ「アラブの春」が消化できていないみたい。北アイルランドの例をみればわかるように、昨日のテロリストが明日もそうとは限らない。でも、かれは演説がうまいから機会を逃さずに中東に行き、(またカイロ大学とかで)いいスピーチすれば失点を取り戻せるかも。人びとは心から鼓舞される言葉を欲しており、オバマはそういう言葉を発することができる政治家の一人だ。残念ながら日本にはいない。



それにしても、今朝バスの中に爆発物を置き去りにした[*]のはだれだろう。自殺爆弾じゃないから英雄になりたかったわけではないし、勝利宣言がないところをみると組織でもない。どっかのだれかがガザに同情してネットで作り方みてホームメードしたのかなあ。ハマスのカッサムもそうだけど、たとえ破壊力は小さくてもどこで爆発するかわからない爆弾は高性能ミサイルより効果的なことがある。そういうものを「テラー(恐怖)」と言う。


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2012年11月10日

今年もぐっと来るジョンルイス百貨店のクリスマスTVアド

夕べ、チャンネル4でお披露目された今年のジョン・ルイス百貨店(John Lewis)のクリスマスCM。

John Lewis Christmas Advert 2012 - The Journey


毎年毎年心温まるストーリーでミドルクラスのハートをわしづかみだ〜、と思わず照れ隠しにおちゃらけたくなるぐらいのハートウォーミング。コンセプトは、一番大事な人へのプレゼントはAmazonやebayでてきとーに選んだりせず、旅には出ないまでもせめてジョン・ルイス百貨店に足を運んで自分で選べってことかと思うが、そういう直球のメッセージをスノーマンにやらせてるところがあたまいい。フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの『パワー・オブ・ラブ』のカバーは新人シンガー・ソングライターのGabrielle Aplin。

FGTHのオリジナル版『パワー・オブ・ラブ』のPV。ジーザス誕生ストーリー(Nativity)の人物設定で、三賢者のうちふたりとジーザスのとうちゃんのヨゼフが明らかに白人でない点に好印象。
The Power Of Love - Frankie Goes To Hollywood
http://www.youtube.com/watch?v=ShN8UIk5-mw



ついでに、2011年のJohn LewisのクリスマスCM。店内のモニタで初めてこのCMを見たときに泣けて困った人もいたと言うが、あながち嘘でもないと思う。いま久しぶりに見たら展開知ってるのにまたぐっときちまったぜ。音楽はザ・スミスの『Please, Please, Please, Let Me Get What I Want』のカバーで歌は女優兼歌手のSlow Moving Millie。昔ながらのコアなスミス・ファンはモリッシーがミドルクラスに魂を売ったと怒っていた。

John Lewis Christmas Advert 2011




さらについでに2010年のクリスマスCMも。プレゼントをテーマにした説得力のあるストーリーで、新人シンガー、Ellie Gouldingがカバーしたエルトン・ジョンの『Your Song(僕の歌は君の歌)』が大ヒットした。

John Lewis Christmas Advert 2010


ついでについでにと言いつつ、わたしはこの先何度もこれらのCMを見るだろう。



John Lewisの今年の秋のCM、これもすごく頭よくてしかも美しかった。

John Lewis Never Knowingly Undersold TV Advert 2012

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2011年08月23日

革命なう@リビア カダフィの後継、サイーフは自由の身、とBBCが報じる

<2011年8月22日月曜深夜記>

リビアの蜂起勢力(反カダフィ勢力)が昨日、いよいよ首都トリポリの緑の広場に到達し、今日は一日中、車を連ねて次々にトリポリに入城する様子が報道されていた。夕方までにトリポリの90%を蜂起勢力側が掌握したという。

カダフィの次男で後継のサイーフ・イスラム(人道に対する罪で国際司法裁判所から逮捕状が出ている)が逮捕され、蜂起軍に拘束されていると夕べ報じられたのに続き、長男のモハメドが降伏、今日になって娘のアイーシャともうひとりの息子も拘束されたと報じられていたのに‥‥。

なんだかなあ、サイーフは拘束されておらず、自由の身だとついさっきBBC24が報じた。BBCの記者によるインタビュー画像までついているので信じない理由はない。

こうなると、情勢はそれほど一方的ではないと考えないわけにはいかない。カダフィはいままでにも何度も蜂起勢力とNATOの裏をかいて来た。

ラベル:リビア
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2011年08月13日

ロンドン(イギリス)暴動ーーキャメロン首相のマッチョな対応にあきれる

ロンドンから始まり、またたくまにイングランド全土に広がった「暴動(略奪と放火)」がなぜ発生し、なぜここまで広がったかについて考えたことを書いておくつもりだが、まだまとまった時間がとれないので以下は覚え書きとして。

キャメロンのマッチョ志向が悪化の一途をたどっている。

かれの「意図した乱暴者ぶり」はいまに始まったことではないが、今回は相手に非があるのが明らかなので毎度のカウボーイぶりに拍車がかかり、単にタイミングの外し方が間抜けなだけでなく、危険水域に入った気がする。

言葉の軽さはブッシュの最盛期に匹敵するかも。この国は「病んでいる」と議会でスピーチしたかと思えば、盗みに参加した者には「容赦なく」対処し、ごろつきどもに「地獄」を見せるんだそうだ。

かれがいちいち大げさに驚いてみせる今回の暴動中に起きたいくつかのエピソードについて言えば、そんなことはいまに始まったことではないという事実をだれでも知っている。

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