一昨夜、ブリテン島のあちこちでオーロラが観察されたらしい。スコットランドや北アイルランドで見たって話はたまに聞くけどイングランドやウェールズで見たなんてのは初めて聞いた。緯度が低過ぎてうちでは見られなかったのでガーディアンのウェブサイトでうっとりを堪能。
The northern lights over the UK: our readers' images http://gu.com/p/3n7vv/tw
ウクライナで軍を展開したいとのプーチン大統領の要請がロシア上院で承認された。これによりクリミア半島周辺で「演習」中だった露軍が国境を越える可能性が高まった。内戦(も悪いが)じゃなくて領土拡大の帝国主義戦争ってこと?オリンピックの成功に泥を塗るがいいのかそれで、プーチンは。
2014年3月3日月曜日
息子(自称ヘテロ)のところに男友達(ゲイ)が来てのろけ話をしている。息子の女友達(レスビアン)の男友達は女の子が好きで、それだけなら普通だけど女として好きなんだそうだ。つまりその男の子に恋人(女子)ができるとその二人はレスビアンカップルになる。多様性、ここに極まれり。
『奴隷としての12年(邦題知らないので直訳です)』がアカデミー作品賞受賞。まだ見てないですが、息子の友達は「ぼろぼろ泣いちゃったよ〜」と言っている。アメリカもついにここまで来た〜。それにひきかえ日本は後ろに向かって‥‥。スティーブ・マックィーンがまた一つ歴史を変える仕事をした。
2014年3月8日土曜日
パラリンピックはオリンピックより面白いとロンドンオリンピックのときにも思ったけどソチも面白いぞ。片足のスキーヤーのダウンヒルにわけもなく目頭が熱くなり、視野10%以下のスキーヤーが無事滑走後にフェンスにぶつかるのを見て「ほんとに見えないんだ」と変なところに感心したり。
2014年3月9日日曜日
昨日今日ロンドンは初夏の気候(初夏と言ってもロンドンの初夏ですが)。日中は半袖で歩いている人がけっこういる(わたしもそう)。今年は冬がなかった。寒くなかったのはよかったが連日雨でまるで雨期のようだった。各地で大洪水が発生し、なかなか水が引かず、家財を失った人多数。
お向かいの前庭の桜。4、5日前に撮った写真なので曇り空で6分咲き。今日は快晴で満開になった。しかし英国の桜はすぐには散らない。雨風さえなければだらだら咲き続けるので「ぱっと咲いてぱっと散る」といった日本の桜のイメージとはだいぶ違う。
2014年3月12日水曜日
いま仕事中。しばらく前にデザインミュージアムのポール・スミス展に行った。あんなのとかこんなのとか見てカフェでプロセッコ飲んでたら(プロセッコ付チケットだったから)本人が来たのでいっしょに写真撮った。見せないけど。展覧会は6月22日まで。http://bit.ly/1dOt1qc
隣家の裏庭の山桜(だと思う、花が白くて小さいので)が満開。もうかれこれ10日以上咲いている。初夏の陽気(ロンドン市内で最高気温19度を記録)は2日間で終わり、いまは標準的な春先の陽気です。あと3週間弱でサマータイムが始まる。
3月10日付ガーディアン紙を今朝撮影したのでアップ。フクシマの子どもの将来の健康に関する英国内の学者たちの見解。「心配し過ぎがもっとも危険」という意見を取り上げる一方で、結論部の学者の意見は見出しの通り。(続く)

「ガンだけじゃなく、放射能との関連性が見つけにくい免疫系などの損傷で健康を害する人が多数あらわれるかもしれない」。締めは郡山の幼稚園長。「政府は3年間何もしませんでした。放射能の悪影響が明らかになると原発再稼働できなくなりますから」

2014年3月14日金曜日
今年は冬がなかった。まるで雨期のようにずっと雨続きで台風のような暴風雨もあり、各地で大洪水になった。そんなこんなで花が早い。Forget-me-notがもう咲いてる(4〜5日前に撮影)。4月には群生して風景をぼうっと青くする。

あああ死んじゃった。トニー・ベン。英国左派の良心。昔もらったはがき、家宝にします。飾っておいたら日に焼けて万年筆で書いた署名が消えちゃったけど。お葬式あるなら行きたい。> BBC News - Obituary: Tony Benn http://bbc.in/1nYrGjH
トニー・ベンは貴族の息子に生まれ、タイトル返上してcommoner(平民)になった筋金入りのレフト。 労働党内閣で環境相を勤め、核兵器と原発に反対。イラク戦争以降労働党を離れ、極左政党の旗揚げにも参加。心から尊敬しています。安らかに。http://www.channel4.com/news/tony-benn-bastion-of-the-left-dies-aged …
RIP Tony Benn. He left a secret memorial to Emily Davison in one of parliament's broom cupboards pic.twitter.com/r3pmeASs2U
2014年3月15日土曜日
シリア紛争3年間のインタラクティブツール。死者数のグラフに言葉を失う。Syria conflict: three years on – interactive http://gu.com/p/3nb9c/tw @guardianさんから
起き抜けにSalamanderの先週分前半をBBC i-Playerで見た(シリーズ9話め)。あいかわらずインテンスで1時間でおなかいっぱい。毎週2話ずつ放映されているので10話めも見とかないと今夜の回につながらない。2012年のベルギーのドラマ。登場人物多いうえに展開が早い。
北欧中欧政財界を牛耳る秘密組織サラマンダーの存在をオールドスクールな刑事ジェラルディが暴くというのがドラマ『サラマンダー』の大枠。空間的にも時間的にも人も話も複雑に絡み合っているのでちょっと見逃すとわけわからん。ちょ〜面白い。http://bit.ly/1e3IRgK
2014年3月16日日曜日
トニー・ベン物差しで各新聞の立ち位置が明確に。昨日付高級紙4紙のうち一面掲載はガーディアンとインディペンデントのみ。テレグラフはさておきタイムスは写真ぐらい出すかと思ったらスルーだった。主要タブロイドではミラーだけ(売り切れだった)。

本年初の芝刈り終了。例年より数週間早い。これから秋まで、芝の独裁を阻もうとする反体制勢力 Garden Insurgents(デイジー、タンポポその他の雑草)との熾烈な戦いが続く。
クリミア国民投票の二択。1)ロシアに帰属する、2)1992年のウクライナとクリミアの関係に戻る。投票箱は透明。BBCのジョン・シンプソンが確認できた2番選択は2票のみ。BBC News - As it happened http://bbc.in/NjexEm
2014年3月18日火曜日
読みたい本メモ。『九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響』加藤直樹著 ―― 1923年9月、ジェノサイドの街・東京を描き、 現代に残響する忌まわしい声に抗う路上から生まれた歴史ノンフィクション! (Amazon掲載の内容紹介より)
クリミア半島を巡る報道合戦(RT対BBCワールド経由ABC)。さすが一党独裁はやることが早い。その点デモクラシーは手続きに時間がかかる、などと傍観していたのに、RT見るとプーチンの言うことが正しくも聞こえて困ったなあ。米露のプロパガンダマシン全開でつい夜更かししちまった。