2012年11月25日

2012年『Xファクター』--ライラン・クラークさよなら記念9本立て+1

今年の『Xファクター』ファイナルでひいきにしていたライラン・クラーク(24歳)がとうとういなくなった。先週、唯一生き残っていた女子のエラがいなくなり、今週「オネエおにいさん」のライランがいなくなり、来週の準決勝は完全に男ばっかである。どうしたって華やかさに欠けるので、これをどう演出するかが見所かも(とでも考えないと見る気にならないかも。それほどまでにライランの抜けた穴は大きい、わたしにとっては)。

記念に(!)ライランの出し物を1週めから並べておく。歌はいまいち、いまに、いまさんだが、もつれそうに長い脚とエセックスなまり丸出しのベタなしゃべりのギャップが特徴、ショーマンシップは半端でない。

[ご注意1] 歌はだんだん上手になるので1週めの出し物で引かないでください。
[ご注意2] 全部見ると1時間以上かかります。歌の部分だけなら30分以下です。

<1週め>
Rylan Clark sings Spandau Ballet's Gold
- Live Week 1 - The X Factor



1週めで早くもボトム2[1]になり、オーバー25枠[2]のうたの上手なおねえさんと対決。デッドロック[3]で生き残ったものの番組プロデューサーの仕込みがあったのではないかと議論を呼ぶ[4]。もう一方のおねえさん(名前も覚えてない)のほうが確かに歌はうまかったがな〜んもおもしろくなかったので、ライランが残ったのは当然の結果だとわたしは思ったが同意しない人も多かったみたいだ[5]。しかし、週ごとに人気は上がる。

[1]一般投票で最下位になった2名による1対1の歌比べ。たいがいバラードが歌われるので上手下手が歴然。歌比べのあと4人のジャッジが投票してどちらを残すか決定するが、しばしば戦略的な結果になり(下手なほうが3票を得て残る)、議論を呼ぶ。

[2]コンテストのカテゴリーは4つ、16歳以上25歳未満の女子、16歳以上25歳未満の男子、グループ、25歳以上。4人のジャッジが一つずつのカテゴリーを担当し、出し物などを決める。

[3]ジャッジの票が割れた場合、判定は一般投票に戻り、その週の最下位が発表されて番組を去る。

[4]オーバー25枠のメンターであるギャリー・バーロウ(テイクザット)がこの結果に怒ってジャッジ席を立ち、帰ってしまった。

[5]判定の前に番組プロデューサー(?)がジャッジに耳打ちした場面が後にyoutubeに上がり、制作者側の意向が働いた、投票操作があると議論になった。しかし、その後の展開をみると投票操作はありそうにない。歌はそこそこうまいがまったく華のない25オーバー枠のおにいさんが、出身地(リバプール)の組織票を得て生き残り続け、優勝しそうな勢いである。

<2週め>
Rylan Clark sings
Groove Is In The Heart/Gangnam Style
medley - Live



モデル出身らしい華麗なウォーキングが見どころ。ただ歩くだけで、立ってるだけカッコいいので、これでショーモデルのすごさを見直したぐらいだ。カール・ラガーフェルド集団のダンスなど、振り付けも演出も力が入っており、これで一気に(セレブリティを含む)ファンを増やした。江南スタイルも出てくる。

<3週め>
Rylan Clark sings a Jennifer Lopez / Rihanna medley
- Live Week 3 - The X Factor UK 2012



ヒゲそって刈り上げたグレース・ジョーンズ風。中盤のリアナの歌のパートで「行儀が悪くてごめんなさい」と言いながらお尻を振るダンスがみどころかも。

<4週め>
Rylan Clark sings Toxic/Horny/Poison Medley
- Live Week 4 - The X Factor UK 2012



<5週め>
Rylan Clark sings Hung Up/Gimme Gimme Gimme Medley
- Live Week 5



再びボトム2になり、再びオーバー25枠のカイ・ソーンズと歌比べをし、再びデッドロックになり、再び一般投票で生き残る。

<6週め>
Rylan Clark sings a Spice Girls Medley
- Live Week 6 - The X Factor UK 2012



革靴にジャケット着用でスカイダイビングに挑戦。

<7週め>
Rylan Clark sings a Duran Duran/Bros Medley
- Live Week 7 - The X Factor UK 2012



ジャッジのコメントのコーナーにテイクザット・トリビュートバンドで歌うライランの映像が出てくる。「きみなんてテイクザットにいたっけ?」とのギャリーの感想に「テイクザットに入るにはわたしはヤセ過ぎ〜」と返し、大いに受ける。この週のボトム2は優勝候補と目されていた二人で、唯一の生き残り女子のエラが番組を去り、ライランは大泣きする。

<8週め-1>
Rylan Clark sings Abba's Mamma Mia
- Live Week 8 - The X Factor UK 2012



準々決勝。勝ち上がりの5組が2曲ずつ歌う(5組のうち3人がボーイズ・カテゴリー、つまり全員生き残っている)。さすがに2曲とも作り込むのは無理みたいで、1曲めはメドレーでなくダンスもなかった。

<8週め-2>
Rylan Clark sings a Supremes Medley
- Live Week 8 - The X Factor UK



こっちはメドレー、でもダンスは少ない。そんなわけでライランらしくない。

<おまけ>
Rylan Clark sings for survival
- Live Week 8 - The X Factor UK 2012



ボトム2での歌比べ、もう片方はボーイバンドのユニオンJ。リラックスしていて、すがすがしい顔をしている。

しっかり作り込んだド派手なプロダクションで、来年のユーロビジョン・ソングコンテストにイギリス代表で出てもらいたい。クリスマス・パントでクイーンやるのもいいと思う。



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posted by nfsw19 at 23:00| ロンドン ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事&番組クリップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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