2011年06月23日

原発震災情報 2011年6月16日 原発地下水、海水取水口付近からストロンチウムを検出

[毎度なことですが、下書きのまま、アップロードを忘れてました。
とりあえず上のほうにおいてあとで日付の位置に戻します]

<原発震災情報 2011年06月16日>GMT
原発地下水、海水取水口付近からストロンチウムを検出
2011-06-16 18:29:18 posted by nfsw19library

地下水からストロンチウムも検出された。炉心溶融してるんだからストロンチウムが出てないはずがないですが、なんでいままで検出されてなかったの? 発表しなかっただけで隠していたんでしょうか。

ストロンチウムは骨にたまる放射性物質。水に溶けやすいので海が危ない。水に溶けて骨にたまる、すなわち、この地下水が流れ込む可能性のある海域の魚は危険。風評でもなんでもなく。現に取水口付近の海水からも検出されたわけで、「魚介類で大きな値にはならないと思う」などと希望を述べたところで意味はない。

ヨウ素はカリウムに似ているために甲状腺に取り込まれ易く、甲状腺がんの原因になりやすい。しかし、甲状腺がんは手術で取り除くことが比較的容易なために、たとえ罹っても生存率が高い(だから「かまわない」わけではない。特に小児の場合は成長そのものを阻害されるし)。

対するストロンチウムはカルシウムに近いので、体内に取り込まれた場合はカルシウムが必要とされる器官に集中してとどまる。骨です。成長期の子どもの骨髄にストロンチウムが取り込まれた場合、白血病を発症する危険性が高くなる。白血病は、特に患者が若年の場合は、甲状腺がんに比べて「御しやすい」がんとはとても言えない(回りくどく書いてます)。

チェルノブイリ原発の爆発では、事故発生後3年めあたりから放射能汚染地域の子どもの甲状腺がんが目立って増加し、2000年ごろまで数多く発生したが徐々に減少傾向にある。しかし、これは甲状腺がんの発症そのものが下火になったのではなく、事項当時の子どもが大人になったからで、大人の甲状腺がん発症数が増えている。

しかし、事故当時、最初に心配されたのは甲状腺がんではなく(チェルノブイリ前まではヨウ素の放出に因る小児甲状腺がんの発症は知られていなかった)、広島長崎への原爆投下後に多数発生した白血病。幸い、チェルノブイリではストロンチウムはセシウムほど大量にはばらまかれなかったと言われているが、フクシマ事故は収束しておらず、汚染水はまだ海に流れ込んでいる。

フクシマ以降のがん発症に関する心配の順番は、まず甲状腺がん(特に子ども)、白血病(特に子ども)、事故後10年前後で乳がん、その他のがんになると思う。心当たりがあったらすぐ診察を。



記事情報:
原発地下水からストロンチウム
=海水も「注意深く監視」―保安院


時事通信 6月12日(日)19時10分配信

*記事の全文およびストロンチウムの解説は「<ロンドンSW19から>のライブラリ」にあります。
http://ameblo.jp/nfsw19library/entry-10925304741.html



山崎さん(たんぽぽ舎):
ate: Wed, 15 Jun 2011 17:46:18 +0900

 YAMASAKI Hisatakaです。

 ストロンチウムはセシウムやヨウ素に比べて測定が難しいのは確かですが、ちゃんと手順を踏んで行えば2週間程度で検出できます。現に原発の影響や核実験の影響を調べるために県や国は農産物や土壌などを定期的に測定していますので、測定できないわけがありません。

 分析に時間がかかるとしてもあまりにも遅いのは、たぶん出るとは思っていなかったか、出たらまずいから計らなかったかのどっちか、又は両方です。

 ストロンチウムが出てしまったらその農地や漁場は大打撃を受けます。ストロンチウムの怖さはヨウ素やセシウムの比ではありません。同じ汚染量ならば、ヨウ素だと「もしかしたら甲状腺がんになるかも」ですがストロンチウムだと「もしかしたら白血病になるかも」です。甲状腺がんは5年生存率90%以上、白血病のそれは数%です。

 セシウムの体内半減期は約100日、もし大量のセシウムを摂取しても、その後一切セシウムを摂取しなければ取り込んだセシウムは半年で半分以下に減ります。ストロンチウムのそれは18年。取り込んだストロンチウムは半永久的に出て行きません。

 この場合の「取り込む」とは組織沈着ですから、その比率が問題となりますが、これはどういう形態で摂取したかで大きく変わるので一概には言えません。しかし、セシウムはカリウムの挙動と似ていますが、ストロンチウムはカルシウムの挙動に似ていると言えば、その怖さは半端でないことが分かると思います。特に成長期の子どもにとって致命的に危険です。

 そのストロンチウムを計っていないだけで、十分犯罪的。

 核分裂収率はセシウム137とストロンチウム90はどっちも6%程度。つまり原子炉では同程度の量が存在します。

 東京新聞だけが、その実測データを出しています。ぞっとする値は、

 取水口北側    1600ベクレル/リットル
 1号機地下水   22ベクレル/リットル
 2号機取水口付近 5100ベクレル/リットル
 2号機地下水   6300ベクレル/リットル
 3号機取水口   7300ベクレル/リットル

ラベル:放射能 福島第一
posted by nfsw19 at 06:00| ロンドン ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 原発震災備忘録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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