2011年05月21日

原発震災情報 2011年5月21日 高線量の内部被曝が明らかに

<原発震災情報 2011年05月21日>GMT
高線量の内部被曝が明らかに

山崎さん(たんぽぽ舎):高線量の内部被曝が明らかに
もうだめです。この政府は。

記事情報:東日本大震災:内部被ばく4700件
県外原発で働く福島出身作業員、事故後立ち寄り

衆議院・科学技術特別委員会での
「放射線 の健康影響について」の参考人質疑の動画記録

  久住静代(原子力安全委員会委員)
  矢ヶ崎克馬(琉球大学名誉教授)
  崎山比早子(高木学校、元放射線医学総合研究所主任研究官、医学博士)
  武田邦彦(中部大学教授)

記事情報:東日本大震災:福島第1原発事故
放射性汚染水、3号機流出は20兆ベクレル


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Sat, 21 May 2011 14:59:08 +0900
山崎さん(たんぽぽ舎):高線量の内部被曝が明らかに

山崎久隆です。毎日新聞記事を紹介します。あまりにひどい現実に、もう言葉がありません。

 東電に、タービン建屋などの水のサンプリングを要請し、放射性物質の種類を正確に公表するよう要請したら、「作業員の被曝を避けるためにサンプリングができない」と断られました。ところが一方では作業員の内部被曝を全く調べていなかったことが明らかになっています。

 つまり、本当に作業員の健康を心配していたのでは無く、恐ろしい量の放射性物質を海や空に放出し続けている実態を知られたくないために計っていなかったのです。

 もうだめです。この政府は。

 別に作業員に実施させる必要はありません。

 実施主体は原子力開発機構で良いのです。どうしてそういう大事なことが実行されないのかと思っていたら、作業員の被曝調査さえ全くしていなかったことがここにきてはっきりしました。

 理由は簡単です。プルトニウムやストロンチウムなどは別としても、ヨウ素やセシウムの体内半減期(生物学的半減期)は物理的半減期に比べて短いため、時間と共に急激に減衰し、後々測定しても見つからないことを知っているからです。3ヶ月くらいたってからおもむろに測定すれば、ほとんど検出限界以下になっていることでしょう。そのため誰もが被曝をした事実を知り得ないわけです。

 時間の犯罪と言ってもいいでしょう。

 内部被曝が分からない以上、その後にがんや白血病を引き起こしても因果関係は無いと言い張れます。さらにプルトニウムやストロンチウムはバイオアッセイ法で無ければ内部被曝を調べることも困難です。

 他の原発に仕事に行ったら、その原発で行ったチェックにひっかかったなど、ほとんど常識外の話です。これは国の犯罪をそのまま表しています。人の命を守るという当たり前のことが、この国の政府の中にはどうやら存在しない価値観らしいです。原発が大事か、人間が大事か、はっきりさせようではありませんか。


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記事情報:
東日本大震災:内部被ばく4700件
県外原発で働く福島出身作業員、事故後立ち寄り


毎日新聞 2011年5月21日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110521k0000m040151000c.html


 ◇周辺住民にも不安

 東京電力福島第1原発の事故後、福島県外で働く同県出身の原発作業員から、通常ならめったにない内部被ばくが見つかるケースが相次いでいる。大半は事故後に福島県に立ち寄っており、水素爆発で飛散した放射性物質を吸い込むなどしたとみられる。周辺住民も同様に内部被ばくした可能性もあり、福島県内の一部自治体は独自に検査を検討している。【日下部聡、石川淳一、町田徳丈、袴田貴行、池田知広】

 ◇時間と共に排せつ、半減期7〜90日

 経済産業省原子力安全・保安院の寺坂信昭院長が16日の衆院予算委員会で明らかにしたデータによると、3月11日以降、福島第1原発を除いた全国の原子力施設で、作業員から内部被ばくが見つかったケースが4956件あり、うち4766件はその作業員が事故発生後に福島県内に立ち寄っていた。柿沢未途議員(みんなの党)の質問に答えた。

 保安院によると、体内からの放射線を測定できる機器「ホールボディーカウンター」による検査で、東電が内部被ばくの目安としている1500cpm(cpmは1分当たりに検出された放射線量を示す単位)を上回った件数を電力各社から聞き取った。1人で複数回検査を受けるケースがあるため、件数で集計した。1万cpmを超えたケースも1193件にのぼった。

 いずれも福島第1原発近くに自宅があり、事故後に家族の避難などのために帰宅したり、福島第1、第2両原発から他原発に移った人たちとみられる。

 柿沢氏によると、北陸電力志賀原発(石川県)で働いていた作業員は、3月13日に福島県川内村の自宅に戻り、数時間滞在して家族と共に郡山市に1泊して県外に出た。同23日、志賀原発で検査を受けたところ5000cpmで、待機を指示された。2日後には1500cpmを下回ったため、作業に戻ったという。

 取材に応じた福島第2原発の40代の作業員男性は第1原発での水素爆発以降、自宅のある約30キロ離れたいわき市で待機していた。その後、検査を受けると2500cpmだった。「大半が(半減期の短い)ヨウ素で数値は(時間の経過で)下がると思うが、不安だ」と男性は話す。

 同県二本松市には「市民から内部被ばくを心配する声が寄せられ」(市民部)、市は乳幼児や屋外作業の多い人などを選び、県外のホールボディーカウンターで内部被ばくの有無を測定することを検討している。

 ◇扉ゆがむ棟「そこで食事すれば体に入って当然」−−福島第1の作業員

 福島第1原発で作業拠点となっている免震重要棟は、3月に起きた1、3号機の水素爆発で扉がゆがみ、放射性物質が一時入り込みやすくなっていたという。40代の作業員男性は「そこで食事しているから(放射性物質は)体に入っているでしょう」とあきらめ顔だ。「『ビール飲んで(尿で体外に)出しゃいいよ』って感じですよ」

 ◇空気中線量高く、機器測定不能に

 今月現場に入った作業員男性(34)は内部被ばくの検査態勢の不十分さを懸念する。「周りのほとんどは検査を受けていない。特に20代の若手が不安がっている」。東電は3カ月に1回の定期検査のほか、恐れのある時の随時検査を定める。だが今月16日現在、検査したのは全作業員の2割程度の約1400人、このうち結果が確定したのは40人にとどまる。最も高い線量を浴びた作業員は240・8ミリシーベルトで、うち39ミリシーベルトは内部被ばくだった。

 東電によると、同原発のホールボディーカウンター4台は空気中の放射線量が高すぎて正確に測定できず、使えるのは福島第2原発といわき市の東電施設、柏崎刈羽原発の3カ所のみ。今後増設するとしているが、内部被ばくした場合、作業に従事できないのが通例だ。県内のある下請け会社社長は「このままでは福島の作業員が大量に失業する可能性がある」とも懸念する。

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 ■ことば

 ◇内部被ばく

 呼吸や飲食などで放射性物質を体内に取り込み、体内から放射線を浴びること。体外からの外部被ばくに比べ継続的で危険が高い。体表から10万cpmを超す線量を検出すれば放射性物質を洗い落とす「除染」が必要とされるが、東電は内部被ばくの恐れがあるとする目安を、ホールボディーカウンターで1500cpm超の場合としている。大量の内部被ばくはがんになるリスクを高める一方、時間と共に排せつされ、排せつも含めた「半減期」は成人ではヨウ素131で約7日、セシウム137で約90日。


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衆議院・科学技術特別委員会での
「放射線 の健康影響について」の参考人質疑の動画記録


東京の杉原浩司です。[転送・転載歓迎/重複失礼]

5月20日(金)午前に行われた衆議院・科学技術特別委員会での「放射線の健康影響について」の参考人質疑の動画記録が「衆議院TV」にアップされています。

<参考人>
久住静代(原子力安全委員会委員)
矢ヶ崎克馬(琉球大学名誉教授)
崎山比早子(高木学校、元放射線医学総合研究所主任研究官、医学博士)
武田邦彦(中部大学教授)

放射線被曝のメカニズム、内部被曝の危険性から、子どもへの「年20ミリシーベルト」被曝基準の非人道性に至るまで、図表も示しながら、わかりやすくかつ説得力のある議論が展開されています。NHKは当日午後の国会審議をTV中継しましたが、その重要性の点で午前の参考人質疑こそを中継すべきでした。必見の内容ですので、視聴可能な方はぜひご覧下さい。

<衆議院TV>
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php

・左側の「ビデオライブラリ」のカレンダーで「5/20」をクリック
・「科学技術特別委員会」をクリック

……………………………………………………………………………

なお、5月23日(月)には、参議院の行政監視委員会で「原発事故と行政監視システムの在り方」をテーマとする参考人質疑が行われます。参考人は、小出裕章さん、後藤政志さん、石橋克彦さん、孫正義さんという強力メンバー。ある意味で歴史的な参考人質疑と言っても過言ではないでしょう。(ちょうど文科省包囲・要請行動が行われている時間帯です!)

◆5月23日(月) 午後1時〜4時 参議院行政監視委員会

<参考人の意見陳述(各15分程度)>

小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)
後藤政志(芝浦工業大学非常勤講師)
石橋克彦(神戸大学名誉教授)
孫正義(ソフトバンク株式会社代表取締役社長)

<質疑 2時間>
参考人及び政府(経済産業省の政務三役の誰か)に対する質疑

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先日「NHKテレビ(◆電話:0570−066−066)に、中継するよう要請してください」とメーリングリストやツイッターで呼びかけたところ、多くの電話やメールがNHKに届いたそうです。ただ、「慣例」という壁によって、中継実現のハードルはなかなか高いようです。諦めず、可能な方は声を届けてみてください。

なお、23日当日(及び終了後にもアーカイブで)以下で視聴可能です。

<参議院インターネット審議中継>
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php


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記事情報:
東日本大震災:福島第1原発事故
放射性汚染水、3号機流出は20兆ベクレル


毎日新聞 2011年5月21日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110521dde007040024000c.html

 ◇年間限度の約100倍

 東京電力福島第1原発3号機の海水取水口近くにある「ピット」と呼ばれるコンクリート製の穴から、11日に高濃度の放射性汚染水が海に流出しているのが見つかった問題で、東電は21日、流出は約41時間続き、年間の海洋放出限度の約100倍に相当する20兆ベクレルの放射性物質が漏れていたことを明らかにした。

 東電によると、タービン建屋内やケーブルを納めるコンクリート製のトンネル(トレンチ)にたまっている汚染水がピットへ流れてきたとみられる。11日午後に作業員が発見、同日夕にピットをコンクリートで埋めて流出を止めた。流出は10日午前2時ごろから始まり、約250立方メートルに及んだと推定し、経済産業省原子力安全・保安院に報告した。

 東電は流出した放射性物質の海洋への影響について「沿岸15キロ地点での測定で観測されていない」と説明した。【平野光芳、比嘉洋】




posted by nfsw19 at 20:00| ロンドン ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 原発震災備忘録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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