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チェチェンニュースの大富さんの「原発ダイアリー」2011年5月4日分ハイライトを転載します。段落等適宜変更しました。
全文はこちら。http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20110504
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2011年5月4日原発ダイアリー
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今日のトピックス
空前の人出! 明治大学での講演会「終焉に向かう原子力」
おはようございます。
4月29日に御茶ノ水の明治大学で開かれた、「終焉に向かう原子力」講演会には、会場1200人、入りきらなかった人2000人以上という、空前の数の参加があったそうです。首都圏では原発と放射能に、多くの人が危機感を持ち始めています。あまり報道されていませんが。
さて、ゴールデンウィークでお休みの方も多いかと思います。当日の講演の映像が、クリアな動画でアップされました。テレビでは得られない貴重な情報がてんこ盛りですので、ぜひご覧下さい。また、お知り合いに広めてください。
主な発言:浜岡原発現地報告:
伊藤実氏(浜岡原発を考える会・代表)
原発はワイロと麻薬を運んでくる。反対派として地方議員になっても、金の力で寝返らされるのを、何度も見てきた。今、中電が浜岡3号機の運転再開をアナウンスしているが、これは世論の反応を見ている。東京の世論を「浜岡止めろ」に変えてほしい。
生方卓氏 (明治大学教員)
浜岡原発の下にある岩盤を自分で見てきた。このように、すぐ割れる泥岩です。
内藤新吾氏 (日本福音ルーテル掛川・菊川教会牧師)
原発の近くに住む人ほど、自由にものが言えない。仕事をしていると、取引に圧力がかかったりする。原発の近くでは、地域振興資金という、何に使ってもいい金が、町内会にも配られて、みんなたかり体質になっていく。原発がそういう嘘の上に成り立っていることを、知ってほしい。
<動画>
原発震災2011.4.29 終焉に向かう原子力 浜岡現地報告 from kayo sawaguchi on Vimeo.
http://vimeo.com/23128295
小出裕章氏 (京都大学原子炉実験所)
悲惨を極める原子力発電所事故
若いころから運動を続けてきたが、福島の事故が防げなかったのが、本当に申し訳ない。お詫びします。
一つの発電所を1年間動かすために、1tのウランを燃やす。広島型原発では、わずか800グラムだった。全国の54基の原発で、一年に広島型原爆の5万発分の死の灰を作っている計算になる。
飯館村は原発から30キロ以上あるが、チェルノブイリだったら強制避難地域に指定されている。私としては避難してほしいけれども、避難することは土地を奪われることで、避難しないことは被曝に苦しむことだ。これ以上、こんな選択をさせないためにも、原発はなくさなければならない。
強調したいことがある。自分自身や、罪のない人々にいわれのない危害を加えることを見過ごすかどうかは、誰かに決めてもらうことではなく、一人一人が決めていくことです。
<動画>
2011.4.29 終焉に向かう原子力 小出裕章氏講演 from kayo sawaguchi on
Vimeo. http://vimeo.com/23141252
広瀬隆氏 (作家、ジャーナリスト)
原子炉時限爆弾
――年々迫る東海大地震と、浜岡原発の危機
今回の震災では、マグニチュードの値が8.4→8.8→9.0と修正されてきた。最初は気象庁マグニチュードという単位で8.4とされていたのが、後になってモーメントマグニチュードという単位に置き換えられて、9.0と発表されている。その数値自体は妥当だが、なぜ今まで使われていた気象庁マグニチュードを捨てたのか。これには電力会社を免責しようとする企てを感じる。
2008年には日本でも3800ガルの地震があり、福島第一発電所は2933ガルであんな事故になった。想定外などではない。そして浜岡原発の耐震強度は1000ガルあると中電が言っている。もう全然ダメだ。原子力に「対策」なんてありえない。
<動画>
2011.4.29 終焉に向かう原子力 広瀬隆氏講演 from kayo sawaguchi on Vimeo.
http://vimeo.com/23136531
ということでした。とても密度の高い講演会で、上に記したのはごく一部の発言です。ぜひ動画を見てください。
私が印象的だったのは「自分自身や、罪のない人々にいわれのない危害を加えることを見過ごすかどうかは、誰かに決めてもらうことではなく、一人一人が決めていくことです」という小出さんの言葉です。
そうです。むずかしいことですが、自分の頭で、事故を、放射能を、電気を使う生活の意味を理解し、道を決めていかなければなりません。
それではまた明日まで、お元気で。
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<原発ダイアリー>はここまで。
この講演をマスメディアはどう報じたかとこの講演会の告知、会場に入りきれなかった人々への小出先生のご挨拶動画を<続きを読む>のあとに収録しました。
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この講演会をマスメディアはどう報じたか。
福島第1原発:「脱原発」催し大盛況…大型連休中の各地
(抜粋)
毎日新聞 2011年5月2日 11時51分(最終更新 5月2日 12時26分)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110502k0000e040039000c.html
大型連休中に各地で脱原発やエネルギー政策の見直しをテーマにしたイベントや映画上映が開かれ、多くの参加者が詰めかけている。東京電力福島第1原発事故をきっかけに、原発問題への関心が高まっている表れとみられ、主催者も反響に驚いている。【足立旬子】
連休初日の4月29日に明治大(東京都千代田区)で開かれた原発の安全性を問う勉強会には約2000人が詰めかけ、約800人が会場に入りきれなかった。京都大原子炉実験所の小出裕章助教(原子力工学)やジャーナリストの広瀬隆氏らが講演した。主催者の「終焉(しゅうえん)に向かう原子力」実行委員会では「これまでは集まっても30〜40人だった。事前の反響が大きかったので大きな会場に変更したが、これほど集まるとは」と驚く。埼玉県川口市から乳児を連れて参加した母親(41)は「国や東電の発表は信じられない。子供のためにも直接、専門家の話を聞きたかった」と話す。
(以下略 この記事の全文は<nfsw19ライブラリ>に収録しました)
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このブログ中の記事<[掲示板] 原発いらない! 街頭行動と講演会>に記載した告知は以下の通りでした。記録として残しておきます。
http://newsfromsw19.seesaa.net/article/195072595.html
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2011年4月29日(金) 東京
「終焉に向かう原子力」第11回
チェルノブイリ原発事故25周年
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東海地震の前に浜岡原発を停止させよう
福島原発震災をくりかえすな
浜岡原発現地報告 (13:00〜)
■伊藤実氏 (「浜岡原発を考える会」代表)
■生方卓氏 (明治大学教員)
■内藤新吾氏 (日本福音ルーテル掛川・菊川教会牧師)
講演 (14:20〜)
■小出裕章氏 (京都大学原子炉実験所)
「悲惨を極める原子力発電所事故」
■広瀬隆氏 (作家、ジャーナリスト)
「原子炉時限爆弾――年々迫る東海大地震と、浜岡原発の危機」
日時: 2011年4月29日(金) 13:00〜17:00(開場12:30)
場所: 明治大学リバティタワー地下1階1001教室 (JR御茶ノ水駅徒歩6分)
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
参加費: 1000円 (予約不要)
主催:「終焉に向かう原子力」実行委員会 浜岡アクション(東海地震の前に浜岡原発を停止させよう首都圏アクション) 現代史研究会
問合せ先:TEL/FAX 03-3739-1368 携帯 090-9137-2437
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会場に入りきれなかった人への小出先生のごあいさつ(動画)
小出裕章氏 講演直前
満席で会場に入れなかった聴衆に語りかける
わあ〜、小出先生、アイドルになってる。
小出先生が遠くに行っちゃったみたいで、ちょっとさみしい、かも(笑)。
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