2011年03月27日

映画『東京原発』ーー日本原子力発電の闇に切り込む

Sat, 26 Mar 2011 14:34:24 -0600
Mさん(アメリカ):これ、なんの番組ですか?


原発の危険性
http://www.youtube.com/watch?v=3gFvgSFumog




Sun, 27 Mar 2011 15:25:24 +0900 (JST)
わたし(イギリス):調べました。


調べたら、日本の原子力エネルギー発電(高速増殖炉)の闇に入ってしまいました。
おたずねの動画「原発の危険性」は、この映画のワンシーンのようです。

映画 『東京原発』 (03 日/公開0403) 予告編


『東京原発』オフィシャルサイト
http://www.bsr.jp/genpatsu/

この映画に対しては、原発への恐怖を無闇にあおるとして以下のような批判を展開している人があります。
映画「東京原発」にみられる間違い エネルギー問題に発言する会 小笠原英雄
http://www.engy-sqr.com/watashinoiken/iken_htm/ogasawara_tokyogenpatu.htm

上記の批判(正誤表)はこの団体のウェブサイトに掲載されています。
エネルギー問題に発言する会(エネルギー会)
http://www.engy-sqr.com/

この団体(エネルギー問題に発言する会)は経済産業省傘下(?)のようです。
「エネルギー問題に発言する会」って、経済産業省の肝いりなのでしょうか?http://10767277.at.webry.info/200605/article_11.html?pc=on
「エネルギー問題に発言する会」の設立について(経済産業省記者発表)
http://www.meti.go.jp/kohosys/press/0002527/

この正誤表を作られたかたは以下のような記事も執筆しています。

安心」の鍵は何だろう 平成18年2月27日 小笠原英雄
http://www.engy-sqr.com/watashinoiken/iken_htm/ogasawara060302.htm
ナトリウム冷却高速増殖炉の安全性・信頼性 小笠原英雄
http://www.enup2.jp/newpage40.html

このかたは「もんじゅ」を作った日立の技術者のようです。
高速増殖炉もんじゅ発電所用機器 高速増殖炉もんじゅ発電所の建設動向
http://jglobal.jst.go.jp/public/20090422/200902003405032121
小笠原英雄 所属:日立 原子力事業部

この映画「東京原発」と小笠原英雄に関する(らしい)ツイートでは以下のように書かれています。
http://www.twitter-trends.de/trend/nuclearjp.html

エンターテインメント映画の中の科学考証よりは信用できます。RT @jin00001: すべてを否定しないが信頼性に疑念あり。 http://bit.ly/f8Rt6B @pika233 @esseichtee#genpatsu #nuclearjp #jishin (22.03.2011 16:42)

たしかにエンターテイメントの範疇で考えるべき。しかし、小笠原氏の立ち位置も斟酌すべきですね。RT @tkatsumi06j RT http://bit.ly/f8Rt6B @pika233 @esseichtee#genpatsu #nuclearjp #jishin (22.03.2011 16:50)

たとえば、3「増殖炉」については閉鎖、廃止、計画中止が多いのは事実。しかし、小笠原氏の反論ではそれに触れていません。もちろん全否定はしませんが要注意。RT@tkatsumi06j @pika233 @esseichtee #genpatsu #nuclearjp #jishin

RT @jin00001: 小笠原英雄氏はかつて、大事故で破損した「もんじゅ」を安全と主張。すべてを否定しないが信頼性に疑念あり。 http://bit.ly/f8Rt6B @tkatsumi06j@pika233 @esseichtee #genpatsu #nuclearjp #jishin (22.03.2011 18:29)


映画「東京原発」に戻ると、映画そのものはおもしろそうですが、上映館が見つからず、お蔵入りするところであったとの情報があります。電力会社の妨害か?

低予算ながら、気合の入った力作エンタテイメント(80点)
http://www.cinemaonline.jp/review/geki/275.html

東京原発(山川 元 監督)
http://homepage3.nifty.com/cine-graffiti/new_picture/2004/041002TokyoGenpatsu.htm
以下全文

 これは面白い! 1昨年に完成していながら、配給先が決まらず、やっと今年にな
ってミニシアター系で、大した宣伝もされず、マスコミで話題にもならずにひっそり
と公開された作品である。何故そうなったかは映画を観れば分かる。―それは、最近
の日本映画では珍しい、ブラックユーモアに満ち、政府や役所や、マスコミに対して
も痛烈な批判を行った、毒ガスのような過激な作品だからである。

 カリスマ的人気のある東京都知事が、ある日都庁幹部を集め、「東京に原発を誘致
する」と宣言する。「原発が安全だと国が言うなら、東京に作っても問題ないはず。
地方の自然環境を破壊するなら、どうせ自然が破壊されてしまっており、大量に電気
を消費する東京都民のお膝元に作る方が無駄なく合理的」と知事は力説する。各局長
たちは大騒ぎとなり、全員でその問題について議論百出となる。その過程で、原発の
さまざまな問題点が観客にも分かりやすく提示され、観客も一緒になって原発の是非
について考えさせられる内容となっている。

 前半は、都庁の会議室の一室に舞台を限定し、まるで「十二人の怒れる男」さなが
らのディスカッション・ドラマが展開される。後半は一転、爆弾マニアの高校生によ
ってプルトニウムを積載したトラックがハイジャックされ、時限爆弾が誤って作動さ
れた為に、もし爆発すれば日本中に放射能が撒き散らされることになる。この危機を
都知事たちはどう防ぐのか…というタイムリミット・サスペンス・ドラマとなる。

 役者の顔ぶれがいい。都知事を演じる役所広司のうまさは言うまでもないが、会議
室のメンバーが段田安則、岸部一徳、吉田日出子、平田満、田山涼成、菅原大吉・・
・と、舞台でも実績のある達者な人たちばかりで安心して観ていられる。ストーリー
を抜きにしても、うまい役者の丁々発止の演技合戦を見ているだけでも楽しい。「デ
ビルマン」のドヘタな演技にあきれた後だけに、余計うまさが引き立っていた(笑)


 オリジナル脚本も書いた監督の山川元は、原発に関する資料を徹底的に調べたよう
で、原発誘致に留まらず、使用済核燃料の処理、高速増殖炉の問題、プルサーマル・
・・と、原子力発電に関するさまざまな問題点を要領よく提起し、国の怠慢、役所の
縄張り意識、ジャーナリストとしての嗅覚や批判精神を失っているマスコミ、さらに
はこうした問題に無関心な一般大衆に対しても鋭い批判の眼を向けている。フィクシ
ョンではあるが、その鋭い問題提起と、ブラックな笑い、過激なアジテーションぶり
は、「華氏911」のマイケル・ムーアを彷彿とさせる。日本映画としては、まさに近来
稀に見る強烈な批評精神に満ちた快作である。大手映画会社は、中味スカスカの空疎
な凡作を封切るより、こういった奥の深い良質の作品をこそ多くの人に見せる努力を
するべきではないか(そんな勇気などないだろうな…)。必見である。おススメ。 
   

監督の山川元は山形県出身だそうです。原発震災の被災地に近いです。
[No.10]  映画監督・山川元氏
http://www.araiyukihiro.com/dokkoi_column/column_010.html


『東京原発』映画評と、『東京原発』反論への論評が「連山」で読めます。必読。
http://renzan.org/columnist/takahashi/tokyogenpatsu.html

筆者は高橋祐助氏。文末から一部抜粋します。

私は基本的に人間のやることに絶対安全などない、完全な管理などないと思っています。日本の原発の安全管理は世界最高水準だと宣伝されます。おそらく現場の人は一所懸命に頑張っていることでしょう。(中略)日本の財政が破綻して貧乏になってもそのクオリティは維持されるのでしょうか。日本の人口が減ってもそのクオリティは維持されるのでしょうか。石油が枯渇してもそのクオリティは維持されるのでしょうか。日本人がすさんで人の質が低下してもそのクオリティは維持されるのでしょうか。

原発は"万が一"の際のリスクが大きすぎます。
人が扱うべき技術ではありません。


けだし、名言。

東京原発上映運動、東京原発テレビ放映運動、どなたか始めませんか?
いまなら劇場で、テレビで見られるかもしれません。




ラベル:原発震災
【関連する記事】
posted by nfsw19 at 07:30| ロンドン | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「東日本大震災」って表現にも疑問を感じていますので、あえて正式名称の東北地方太平洋沖地震を使いますが。発生当初は怒涛のようなマスコミ報道に流されぱなしでしたが、ようやく1ヶ月が経ち流石に地震・津波の報道そのものは落ち着き、受け手である私たちも災害について冷静に考えられるようになってきました。ところが福島だけは別のようです。原発事故の解決ができないまま被害が拡大しているようで・・・相変わらずマスコミが政府・東電の発表を鵜呑みにし、何か推進派の御用学者や評論家を出演させて「安全」を強調しているのが痛い。この結果福島、その周辺いや日本中で危険性を感じなくなる事の方が怖いですね。さて私の住む三重県は「芦浜原発」計画を阻止した経験を持っていますが、諦めていない中部電力と県議会の民主・自民・公明系の県議たちが再び原発計画に動いています。そしてこの県知事選で経産省出身の全国最年少の知事誕生です。同時に行われた県議選では唯一原発建設反対していた共産が議場から姿を消しました。これが何を意味するかこの先が予想できそうですね。
そこで、ささやかな反発心で映画「東京原発」予告編をコメント抜きでブログに載せました。影響力はないかもしれませんが。


ブログ伊勢市上地町だって?そうだよ〜!!
http://blogs.yahoo.co.jp/yuuki100bainobai
Posted by チビちゃん at 2011年04月13日 11:38
チビちゃんさん、コメントをありがとうございます。そんな選挙結果が出てるんですね。

国の土台を揺るがすような大災害が進行中なのに、予定通り選挙を実施するなんて日本ておかしな国だねえと、その融通のきかなさ(優先順位の不在)について、当地では半ばあきれ気味に報じられてました。

でも、どさくさ紛れに原発推進派を権力に送り込むための作戦だったかもしれませんね。他の地域はどうだったのかなあ。原発推進に関しては自民も民主も同罪です。日本の場合、低調な社会主義系の政党に変わる環境系政党が育っていないのでが痛い。

役に立つなら、なんでもお持ち帰りください。そして、原発誘致を阻止してください。
Posted by nfsw19 at 2011年04月13日 16:22
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