2010年09月17日

アフリカのビーズ人形と長袖チュニック2着を購入

息子の学校の同学年の親(母親)の親睦会(コーヒーモーニング)があったので、学校の近所のマナーハウスホテル「カニザロハウス」に出かけた。日中は来られない人のために(たいがいの親は働いているので来られない)学校の近所のパブで開かれる夜の親睦会もあるが、前に出てみたところ、夜の社交はたいがいカップルで出てくるので、つれあい単身赴任シングルマザーとしては居心地が悪い。今日はコーヒーまたは紅茶代5ポンドが会場費を兼ねるようだった。

2時間半ぐらいの大きな枠だったのでゆっくりめに出かけたところ(早く行っても人が集まっていないことが多い)、バスが駅前の一通迂回路で渋滞に引っ掛かり、だいたい1時間遅れで会場に着いた。レセプションで場所を聞いたら、有名な庭を望むレセプションルームに案内された。30〜40名ほど(全員母親だった)が2〜4名ぐらいのグループにわかれて立ち話をしていて(イギリスのこういった類いの集まりは立ち話が普通、椅子は壁際に並んでいて使う人はあまりいない)、知っている人もいないし最初は入りにくかったが、だんだん話に加わり、何人か連絡先を交換した。

カニザロハウスは元貴族の館(マナーハウス)で結婚披露宴に使う人が多い。レストランは味に定評があり(しかし、値段も高い)、アフタヌーンティーのケーキがおいしいのも有名だ。どちらも試したことがないのでそのうち来てみようと思っている。屋敷には、コモンが狩猟場だったころにロンドン都心部から屋敷の主人の友人たちが泊まりがけで猟に来たのではないだろうか。広大な庭、カニザロガーデンは公共のオープンスペースで一般に開放されている。

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ホテルに着いて集まりの場所を尋ねたとき、レセプションの前に中高年の日本人女性が3人いておしゃべりしていた。宿泊しているんだろうか。ここの客室は目玉が飛び出るほど高額で、いまはシーズンオフで安くなっているみたいだけどそれでもかなり高い。しかも、郊外の高級住宅地の立地の例に漏れず、公共交通へのアクセスはむちゃくちゃ悪い。ウインブルドン・テニス・チャンピオンシップの観戦には便利だけど、つまりロンドン観光の拠点とするにはまったく向かないホテルで、近場の観光地と言えばハンプトンコートとキューガーデンぐらいか。ホテルに宿泊して有名なレストランで食事をすること自体が目的なんだろうなあ、と思う。やってみたい。

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ローマ教皇が昨日から国賓としてイギリスに来ていて、宿泊先がウインブルドンコモンを望む個人の邸宅だとニュースで報じていた。カニザロハウスはコモンに接する道ウエストサイドの西側ににあるので近所かなあと思って出かけたが、上空でホバリングするヘリコプターの位置からしてもっと東寄りのようだった。夕方のニュースで見たらコモンの東南を走るパークサイド沿いの家のようだ。

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懇親会のあと、コモン沿いにヴィレッジ東の端まで歩き、道沿いに西に下りながら久々にヴィレッジの店を冷やかして歩いた。お気に入りだっや婦人服屋が閉店して以来、来る頻度がかなり落ちていたのだが、その間に割合好きだったインテリア屋が閉店していた。ヴィレッジにはOXFAMのチャリティショップがあり、コモン周りの超高級住宅街がすぐそばという場所柄、寄付される物も元値が高いものやブランド品などが多い。その分、チャリティショップとは思えないような値段がついていることもある。

Yは去年ここでアルマーニのスーツを買った。20ポンドぐらいではなかったか。デザインはやや古めだったが仕立てはいいし、第一に裾上げの必要もないほどサイズもぴったりだった。気軽に着られるので日常着として大学に着ていけて重宝しているそうだ。

OXFAMの向かいに英国赤十字のチャリティショップが新しく開店していた。置いてある商品(衣類)は状態もデザインもよい物が多かったが値段も高かった。ラルフ・ローレンのワンピースが22ポンドしていた。

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不況になって閉店する店が目立ち始めると、商店街にはチャリティショップが増えていく。チャリティショップからは高い家賃は取れない(あるいは無料かも)ので大家にとっては決断の難しいところだが、治安上、空き店舗のまま放っておくよりいいからチャリティショップに貸すのではないかと思う。たぶん短期の契約なんだろう、チャリティショップ側も内装にはほとんど手をつけず、初期投資なしですぐに営業を始める場合が多い。

レストランやブティックが軒を連ねる南西部きってのおしゃれな地域であるウインブルドンヴィレッジでさえ、チャリティショップが2店舗になったぐらいだから、庶民の街である丘の下はもっとあからさまで、駅前から続く商店街のブロードウェイ沿いにも新しく2つのチャリティショップが加わり、坂下は全部で5店舗になった。駅から徒歩10分圏内にチャリティショップ5店、坂を上ればもう2店。

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昨日、ブロードウェイのチャリティショップを4 店はしごして3店で1点ずつ買物。

南アフリカのNDBELE族のビーズ人形。タグ付き。説明によれば、NDBELE族(ンドベレ族と読むのか?)は小さいけれどカラフルな衣装で有名な部族で、人形が前に垂らしているエプロンは女の子がお嫁に行ける年齢になった象徴だそうだ。腰回りのオレンジのベルトはお婿さん募集中の印、嫁ぎ先が決まると黒になる。どこかのチャリティ(たぶんOXFAM)の開発商品だろう。ハンドメイドの南ア製。身長25センチ弱。3.50ポンド

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黄緑色のチュニック。6.25ポンド
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パープルとターコイズのサイケなチュニック。夏物一掃セール中で全品半額だった。3.45ポンド
IMGP1378 サイケなチュニック.jpg

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かねてからの持論なんですけど、留学などのためにイギリスに来る人には衣類はあまり持って来なくていいと提案している。チャリティショップに行けば季節の衣類が破格値で入手できるし、帰国の際にはきれいに洗濯して寄付すれば帰りの荷物も増えない。そしてもちろんチャリティになる。
posted by nfsw19 at 00:00| ロンドン | Comment(0) | TrackBack(0) | 買物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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