2010年05月05日

[知恵袋] 小説がおもしろくありません。

面白いと思うマンガにはたくさんありますが
面白いと思う小説にはほとんど出会えません。
短編小説以外は途中でめんどくさくなってきます。
そもそも物語を文章だけで表現することに無理があるんじゃないですか?

マンガが面白いなら小説が面白くなるまであと一歩だと思います。
他のメディアの表現方法と比べてみるとわかります。

映画やアニメの場合、お話は視覚(動く絵)と聴覚(音響)をつかって語られます。
あまり考えなくても動く絵と音がすべて与えてくれるので、
与えられたものをそのまま受け取っていれば物語はわかります。
でも、臭いや味や触覚は画面から出てきませんから想像力を使っています。

それに比べると、マンガは絵はあっても動いていなし色もない場合が多いです。
音を表す文字はあるけど(バタン!とかね)、実際の音はありません。
だからマンガの読者は、実際に見えているもの(マンガ)に
色や動きや音を想像力で補わないと物語を理解することができません。
もちろん、臭いや触覚や味もありませんからこれにも想像力を使っています。

だから、アニメや映画に比べると、
マンガの物語を理解するにはより高度な想像力(脳みその使い方)が必要になります。

小説は、マンガから絵を抜いたものです。
文字で書かれたものから動く絵や色や音を想像して、文字を肉付けしながら物語を理解していきます。
漫画に比べるともう一段階高度な想像力が必要になります。

こう考えると、どんどんめんどうになっていくように思えるかもしれませんが、
よりめんどうなメディアほどより自由なメディアとも言えます。

映画やアニメに出て来たキャラクターなどは
あなたがこうしたいと思ってももう決まり切っていてどうにもなりません。
マンガならもう少し自由で、
どんな声か、どんな動きをするか、あなたはわりあい自由に想像することができます。
小説だと読者はもっともっと自由で、書かれていることを頼りにして、
顔かたちから服装から何もかも自分で自由に組み立てることができます。

使わないと想像力(脳みその機能)が退化しますよ。
退化するとなかなか取り戻せません。
ラベル:読書 マンガ
posted by nfsw19 at 00:00| ロンドン ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 知恵袋回答 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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