素焼きに手描きで着色した赤い花の大皿。立ち上がり少しあり、直径37センチ、立ち上がりは約2センチ。真っ赤の地に黄色い花が描きこまれていて裏面まで赤。素焼きなのでけっこう厚みがあって重いし、なんでも盛れる器ではない。スペインかポルトガル製ではないかと思う。大皿を見ると素通りできない悪いクセ。
金属製の踊るワインラックは6本まで収納可能。同じ形の2枚の金属板を4本の金属のポールでつないだデザイン。70年代風にも見えるけどけっこう新しいかも、出所不明。手足を動かして踊っている姿がラブリ。丸みがあるので金属なのにオーガニックな印象。
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今年の記念祭は去年、一昨年と違って美術デパートメントの展示に駆り出されることもなく、4thとロワー5thが全員参加のハウス対抗アスレチックイベントに出ていた。と言っても、運動はからきしだめなかれはただ応援しているだけで見る方も張り合いがない。このイベントは今年初めて実施したらしいのだが、結局スポーツが得意でない子には出番がなく、いままでやっていたクリケットやラグビーのハウスマッチとたいして変わらないように見える。
ワールドカップの日本戦を見てからでかけたので、校長先生の話(退屈で評判)にもクワイアのコンサート(上手で評判)にも間に合わなかったし、ジャズコンサートにも行き損ねた。
アスレチックイベント観戦中に、久々にTのおかあさんと会った。Tは息子の入学以来(というか、入学前の親睦会で親しくなった)の親友で、3年間ずっと別のクラスなのにまだ仲がいい。スポーツマンか、でなければスポーツ好きが圧倒的な男子校にあって、スポーツ嫌いの息子が本の虫を続けていられるのは、自分よりさらにマイペースで我が道を行くTがいるからかもしれない。Tはジュニアスクール入学時からの奨学生で、シニアスクールに上がるときにもまた奨学生に選出された。
2つ年下の弟が中学生になっているはずなので聞いてみる。前に同じ学校に入学させるのかと聞いたら「Tほど勉強は得意じゃないので(つまり奨学生にはなれそうもないという意味)」と言っていたので聞いていいのかちょっと躊躇していたのだ。
弟のBは、派手なストライプの上着で有名な公立の Tスクール(グラマースクール)に合格したそうだ。なんだ、全然心配ないじゃん。このあたりの男子がいける公立では1,2の進学校だ(息子も補欠に引っ掛かったがいまの学校が決まっていたので行かなかった)。
息子に言ったら「サクセスフルな兄弟だなあ」との感想。私立と公立の進学校に同時に息子を通わせるなんてめったにない経験、機会があったらどこがどう違うか聞いてみよう。
Tに久々にあったらひょろひょろと背が伸びていてびっくりした。電話の声があいかわらずキンキン高くて全然変わってないので、またあの小さくてやせたTのままかと思っていたのだ。この時期の男の子は半年見ないと別人になっている。
帰りにウィンブルドンコモンのフェスティバルに寄って、オイスターバーで息子の大好物の生ガキを3個ずつ食べて(スパークリングワインも少々いただきました)11ポンド。このフェイスティバルのストールはよそのフェスティバルよりなんでも高い。ウェスタン風のバンドが演奏していたが全然受けてなくて、MCがすべっていた。

