<子供服や大人の服、食器など捨てるのがもったいない…
外国で生活に困っている人たちに
送ることはできないでしょうか?>
不要になった中古衣類を途上国支援に役立てたる方法は3つ考えられます。
1)中古衣類をまとめて海外に発送している団体に預け、あとの処理をまかせる。送料が2回分かかります。
インターネットで検索するとそうした活動を行っている団体を見つけることができ、子どもの衣類(ほころびなどがなく、きちんと洗濯したもの)は特に喜ばれるようです。その団体まで衣類を送る送料を負担のうえ、海外に発送する際の送料も寄付する必要があります。わたしはこの方法で亡父の衣類(大量のスーツとシャツ類)を寄付しました。
気をつけなければいけないのは、そうした団体を装って転売できる古着と寄付金を集めようとする詐欺があることです。その団体のホームページだけでなくネットで検索して苦情がないか確認したり、電話をかけるなどして、信用できるか事前に確認することおすすめします。
2)フリーマーケットなどに参加して販売し、お金に換えて寄付する。マーケットの参加料がかかります。
フリーマーケットに出店し、不要品を販売して現金に換えてそのお金を寄付する方法です。この方法ならどんな団体でも自分が応援したいと思うどこにでも寄付することができます。
出店の際にあらかじめどこに寄付するか決定し、当日の売り上げ目標値なども決めて貼り出しておいたりすると買い物客とのあいだで会話のネタにもなり、少しでも高く買ってもらえると思います。閉店時間が近づいたら値引きしてまとめ売りなどすると売れ残りを防ぐことができます。フリーマーケットの出店料がかかるし、当日の販売だけでなく準備など手間がかかりますが、それはそれでけっこう楽しめます。
3)不要品を集めて販売して収益を慈善行為に役立てている団体のチャリティショップに寄付する。費用はケースバイケース。
チャリティショップはイギリスで盛んな慈善方法で、慈善団体が運営する店で不要になった衣類や食器、おもちゃなどなんでも販売し、その収益を慈善活動に役立てる方法です。イギリスだとどんな小さな村にも慈善団体が運営するチャリティショップがあり、ボランティアによって仕分けや販売が行われています。うちの近所にも4軒あり、寄付するか買い物するかで週に2〜3回は行きます。
日本ではまだ数は少ないですがチャリティショップを運営する団体があるようです(下のアドレスにいくつか紹介されていました)。それぞれ必要な費用は異なると思いますから確認してください。
http://www.fromjapan21.com/info/charityshop/charityshops-Japan.html
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わたしが亡父の衣類を寄付したのは以下の団体です。93年から活動を続けていらっしゃるようですよ。送料が二重にかかりますが寄付だと思えばそれほど高いものではありません。アジアやアフリカの人が亡父の背広を着て下さることを想像しながら箱詰めしました。
AAA(アジア・アフリカ・アソシエーション)
http://www.aaag.org/index.html
↓
NPO法人神戸青少年支援協会指定障害者福祉サービス事務所
チャリティショップ太陽の家
http://www.geocities.jp/kyasforcharity/
このトップ頁からチャリティショップの頁にリンクしており、どんなものを求めているかなど細かく書かれています。子どもの衣類1点だけだと送料がもったいないですから、ご友人などにも呼びかけて送料割り勘で送られるといいんじゃないでしょうか。