読んだことありません。何が書いてあるんですか?
哲学? 宗教学? まさか自己啓発本じゃないですよね?
その本に出てくる「神」はなんの神ですか?
読みながら、いろいろと考えています。
わたしなら最後に読む類いの本でしょう。
まず、サンマーク出版の本というだけで眉つばです。
この出版社は何冊もベストセラーを出しており、この『神との対話』シリーズもそのひとつでしょうが、科学的な衣をまとった書籍の内容があまりに非科学的/似非科学的なことで有名です。いずれもベストセラーの『母原病―母親が原因でふえる子どもの異常』『脳内革命―脳から出るホルモンが生き方を変える』『水は答えを知っている - その結晶にこめられたメッセージ』などが批判の対象になっていますか。
上記のようないわゆる似非化学トンデモ本に加えて、大量の自己啓発本とビジネス本がこの出版社の三本柱です。ですから、この『神との対話』シリーズもその流れに沿ったものと考えるのが自然だと思います。
『神との対話』シリーズはいわゆるニューエイジ系のスピリチュアル本ですね。ひところ似たような本がものすごい勢いで出版され、中にはこのシリーズのようにしぶとく生き残っているものもあります。
ニューエイジ系の書籍やそこから発生した団体のうち、少なくない数のものが後にカルトに発展していますし、マインドコントロールを伴う自己啓発セミナーの方法論にも発展しているものもあります。簡単に言えば、独自のスピリチュアル世界に読者を閉じ込め、思考を縛り、批判的な読書の姿勢を奪います。検索してみたら過去に驚くほどたくさんの人がこのシリーズを読み、賛美を書き連ねていました。
いまのところ、このシリーズからまだカルトは生まれていないようですが、すでにアメリカにはエスタブリッシュドした財団があり、講演会などの活動を行っているようです。日本でもサンマーク出版が招聘して、つい最近講演会があったみたいですよ。入場料は数万円でしたし、たぶん会場で寄付を募っているでしょうから、それなりのお金を回収して持ち帰ったことと思います。
英語のウェブサイトをみると著者に対する批判記事がけっこう出ていますし、だれかが10年ぐらい前に書いたエッセイをほぼそのまま自分の作として発表しておき、ばれたら下手な言い訳をしたりしているようです。
お読みになるのは自由ですが、批判的な目を保つことをお忘れなく。
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